Qoo10の出店に必要な手数料や書類とは?概要や審査方法も解説

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「Qoo10に出店しようと思っているけど、手数料はいくら?」

「必要な書類ともらえる場所がわからない」

など、Qoo10に出店する際の手続きに困っている方に向けて、Qoo10の出店から審査までの流れを解説します。

他モールとの出店費用や審査期間の違いも解説しているため、出店先モールの比較をしたい方もぜひ参考にしてみてください。

●監修者名
杉浦 基(すぎうら もとい)
●経歴
ECマーケティング支援会社にて出店企業を支援、その後総合通販企業にてWEBマーケティング業務に従事。現在は株式会社MinatoでECコンサルタントを務める。
●コンサルタントについて
ECの専門的な知識を活かし、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングといった幅広い領域で支援を行う。担当店舗を契約から半年で売上を約3倍に引き上げた経験もあり。柔らかい雰囲気で、話しやすいことが特徴。

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Qoo10とは

Qoo10とは

Qoo10は、eBayJapan合同会社が運営している韓国発のECモールです。

2010年に運営が開始され、カテゴリとしてはファッション、ビューティ、スポーツ、デジタル、モバイル、ホームなど多岐にわたる商品を取り扱っています。

Qoo10の特徴としては、楽天市場やYahoo!ショッピングと同様に、各ショップが出店して商品を販売するモール形式のECサイトであることです。これにより、実店舗が集まるショッピングモールのように、複数の店舗が集まりインターネット上で形成されています。

Qoo10の主要なセールイベントの一つに「メガ割」があります。メガ割は、年に4回(3月、6月、9月、11月)開催されるビッグイベントで、期間中は20%オフになる「メガ割クーポン」が配布されます。このクーポンは、100円以上の商品を購入する際に使用でき、割引上限は10,000円とされています。

Amazonや楽天と比較して新しいECモールですが、その分参入している企業数は多くないため、ビジネスチャンスがあることが特徴です。

Qoo10は国内でも最も勢いがあるモールの一つです。特にメガ割シーズンは大きく市場が拡大しますので、このイベントを中心に売上計画を組み立てるとよいでしょう。

Qoo10と他モールの違い

Qoo10と他モールの違い

Qoo10と他モールの違いを、出店手数料と販売手数料、審査プロセス、審査から出店までの期間の4軸で解説します。

料金パターンQoo10Amazon楽天市場
出店手数料無料小口出品:100円/1商品大口出品:4,900円/月25,000円~13万円初期登録費用60,000円
販売手数料6~10%5〜15%2.0~7.0%
審査プロセスQoo10会員登録、メールアドレスと電話番号の認証
ショップの詳細情報確認のため、必須情報入力配送関連情報を入力
精算に必要な銀行口座情報、通帳の写し・事業者登録証をアップロード(書類審査:1〜3営業日)
◣書類法人の場合:履歴事項全部証明書 (3ヶ月以内に発行されたものに限ります)個人の場合:パスポート、運転免許証(表裏両面)、 健康保険証の内どれか1つ個人事業主の場合:個人事業の開設・廃業等届出書出店審査(1週間)
Amazon出品用アカウントの作成必要情報を記入
Amazon出品用アカウント登録セラーセントラルにて割賦販売法対応に伴う情報を提供審査
出店申込申込内容確認利用開始手続き
◣開店準備
◣開店前審査出店申込書審査書類(お取扱予定商材の販売にあたって必要な営業許可・資格等の書類、商材の写真、必要に応じて登記簿謄本(履歴事項全部証明書、個人の場合は住民票・印鑑証明書、実店舗の写真)
運営スタート
審査から出店開始までの期間2週間ほど数週間2カ月

出典:

https://university.qoo10.jp/article/35

https://www.rakuten.co.jp/ec/open/attention/?l-id=PC_open_to_attention#about-assessment

https://sell.amazon.co.jp/start

Qoo10はAmazonや楽天と比較して、出店手数料が無料であるほか審査が早いことが特徴として挙げられます。

審査期間が早いため、他モールへの審査を待ちながら出品し売上を作る準備をするのがおすすめです。

一方、審査が長く厳しいと言われている分、楽天はサポートが手厚いほかページの作り込みができるほか、Amazonは多くのユーザーの利用が見込めます。

複数のECモールを同時利用することで、売上の最大化を見込めるため、同時運用が難しいとおもったらコンサルティング会社に相談しましょう。

Qoo10は若年層の女性ユーザーの利用割合が高く、コスメやスキンケアが強いモールです。その他の商材も徐々に伸びてきていますが、これらの商材を取り扱う企業の場合、優先して出店を検討しましょう。

Qoo10で発生する手数料

Qoo10で発生する手数料

Qoo10で発生する手数料について、以下の流れで解説します。

  • 販売手数料
  • メガ割対象商品に対する手数料
  • 予約販売および後日配送の場合の手数料
  • 銀行口座や出荷地が国外の場合の手数料

Qoo10は出店手数料がかかりませんが、販売手数料やイベントの際に費用が発生する可能性があります。

手数料について理解して、利益計算等をして成果の最大化を目指しましょう。

他のモールと比べてそこまで手数料負担は重くなりにくいモールといえます。しかし油断して管理を怠ってしまうと、思わぬ損失を出してしまうことにつながりますので注意が必要です。

販売手数料

販売手数料

画像引用:https://university.qoo10.jp/cost/

Qoo10では上画像の通り、カテゴリごとに販売手数料が異なります。

割合としては、6~10%であるため自社商材のカテゴリを照らし合わせて、シミュレーションをしてみましょう。

追加手数料

追加手数料

画像引用:https://university.qoo10.jp/cost/

Qoo10では販売手数料のほかに、以下の追加料金が発生するため事前に覚えておきましょう。

  • メガ割対象商品に対する手数料
  • 予約販売および後日配送の場合の手数料
  • 銀行口座や出荷地が国外の場合の手数料
  • 外部広告および最安値コーナー経由

メガ割対象商品に対する手数料

年に4回開催されるメガ割では、通常の販売手数料に追加で1%の手数料が発生します。

メガ割はより多くの売上を見込めますが、手数料が微量とはいえ上乗せされるため注意しましょう。

予約販売および後日配送の場合の手数料

Qoo10に出品する商品の設定を予約販売および後日配送にしている場合、プラスで2%上乗せされるため覚えておきましょう。

銀行口座や出荷地が国外の場合の手数料

国内の銀行口座や出荷場所が海外の場合、別途手数料が2%かかります。外国に口座や営業所がある場合は注意が必要です。

外部広告および最安値コーナー経由

外部広告(アフィリエイトやその他広告)やQoo10の最安値コーナー(https://www.qoo10.jp/s/%E6%9C%80%E5%AE%89%E5%80%A4?keyword=%E6%9C%80%E5%AE%89%E5%80%A4)経由での売上には1%上乗せされます。

Qoo10の出店までの流れ

Qoo10への出店は以下の流れでおこないます。

  • 出店者情報を登録する(20分)
  • 必要事項と書類を登録する(2週間程)
  • 販売する商品を登録する(3営業日)

出店について詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。

Qoo10の詳しい出店方法については上記の記事でご紹介しています。興味がある方、Qoo10の出店を考えている方はぜひご覧ください。

Qoo10に出店する際に必要な書類

Qoo10に出店する際に必要な書類

必要な準備は他のモールと大きな違いはありません。書類関係は最新のものを用意するようにしましょう。

法人の場合

Qoo10に法人として出店する場合、3ヶ月以内に発行された履歴事項全部証明書と銀行通帳の写しが必要です。

履歴事項全部証明書については、お近くの法務局の出張所かオンラインで取り寄せられます。 

個人事業主の場合

個人事業主の場合は、通帳の写しに加えて、個人事業の開設・廃業等届出書の写しが必要です。

この書類は一般的に開業届と言われる書類で、税務署で開業時に作成し受け取っています。

写しを渡すわけではなく、コピーをして添付しましょう。

個人の場合

個人事業主の場合は法的証明書として、

  • パスポート
  • 運転免許証(表裏両面)
  • 健康保険証

に加えて、通帳の写しが必要です。

ここでいう個人は開業届を出してない、白色申告で確定申告をおこなう個人です。

個人でも出店できますが、税制の優遇等の関係から青色申告で個人事業主として開業することをおすすめします。

Qoo10に関するよくある質問

最後にQoo10に関するよくある質問に回答します。

記事内で疑問に思ったことで、解決しきれていない部分の参考にしてみてください。

Qoo10は比較的新しいモールですので、企業側もわからないことが多いです。その他の質問についてもお気軽にお問い合わせください。

出店は厳しい?

回答:Amazonや楽天よりは厳しくないと言われていますが、所定の審査があるため落ちてしまう可能性があります。審査に困った場合、コンサルティング会社に相談してみましょう。

出店を手伝って欲しい場合はどこに相談すれば良い?

回答:ECコンサルティング会社か代行業者に相談してみましょう。大手のECモールと比較してサポート体制が整っているわけではないため、プロへの相談が売上アップやオペレーションの円滑化の近道です。

Qoo10以外のモールを同時に運用するのはあり?

回答:Qoo10は他のECモールと比較してシェア率が高いと言えません。同時に出店することにより、売上の最大化が見込めます。一方で、出店費用が高いなどでスモールスタートをしたい場合、Qoo10から始めることもおすすめです。

まとめ

Qoo10の出店は約2週間ほどで完了するため、なるべく早く出店したい企業におすすめのECモールであることを紹介しました。

出店を検討されている方は、必要な書類を用意して審査に臨んでみて下さい。

もし、運用に悩んだ場合は自社で試行錯誤することも大切ですが、売上を早期に立てるにはコンサルティング会社の利用がおすすめです。

Minatoでは、Qoo10のコンサルティングを実施しており、実績豊富なコンサルタントがモール運用の支援をおこないます。

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