3分でわかる!Yahoo!ショッピング出店方法

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Yahoo!ショッピングは国内有数の市場規模を誇るECモールで、初期費用が無料である点も魅力です。しかし出店後しっかりと売上を上げるためには準備も必要です。今回は出店を検討、もしくは出店して間もない企業様向けにYahoo!ショッピングにおける出店手続きの内容や、出店後にやるべきことをまとめました。是非ご参考にしてみてください。

Yahoo!ショッピング出店の魅力とメリット

国内3番目の市場規模、20代の若年層も取り込めるのが魅力

ヤフーショッピングは楽天市場、Amazonに続いて3番目に利用者数が多いECモールです。ニールセンデジタルが発表したECモールの利用状況によると、2288万人に利用されていることが分かっています。(2022年12月時点)

潜在的な顧客層は20代から40代が中心で、特に20代の利用者が大部分を占めています。ヤフーショッピングの定期的なキャンペーンやセールにより、価格感度の高い層も積極的に利用しており、ユーザー層の幅広さが際立っています。

出店ハードルは低いが、競争も激しいのが特徴

Yahoo!ショッピングの主な特徴は以下の点にあります。

1.固定費・初期費用・売上ロイヤリティがかからない

他のECモールと比較してもコストが安く済むため、出店のハードルが圧倒的に低いモールとなっています。

Yahoo!ジャパンや、Paypay、LINEユーザーへのアプローチがしやすい

Yahoo!ジャパンの検索結果やアプリ等からYahoo!ショッピング内への導線があるため、それらの媒体からの集客が見込めます。

またモール内の買い物でPaypayポイントが付与されたり、最近だとLINEで使える特典がもらえるキャンペーンが開催されたりするなど、母体であるLINEヤフー株式会社のサービスを生かした集客力が魅力のひとつと言えます。

店舗数が多く競争が激しいため、入念な販売計画が必要

Yahoo!ショッピングの出店店舗数は2022年12月時点で国内で最多の120万店舗に達しているとみられています。

店舗数が多い分非常に競争が激しいECモールとされており、収益を上げていくためには出店前に調査を行い、戦略を組み立てることが重要です。

Yahoo!ショッピングの出店料と出店に向けた手続き

初期費用・固定費は無料、売上に応じてランニングコストがかかる

前述のとおり、登録の際にかかる「初期費用」、毎月かかる固定費「月額システム利用料」、「売上ロイヤリティ」も無料です。

ただし、Yahoo!ショッピングが設定しているPaypayポイントのうち一部の原資負担、アフィリエイトパートナー報酬、アフィリエイト手数料、ストア決済サービスの手数料などがかかります。

Yahoo!ショッピングが提供するシミュレーションツールを使って事前に出店費用を算出することができます。是非活用してみてください。

出店手続きの流れ

出店申し込みから開店までのステップは以下の通りです。審査の進捗にもよりますが、およそ1ヶ月~1.5ヶ月程度見ておけばよいでしょう。

  1. フォームより申し込み情報入力
  2. 契約審査・審査結果通知(約2週間)
  3. 開店準備(約3週間)
  4. 開店審査(2〜5営業日)
  5. ストアオープン

出店形態・商材に応じて必要書類が異なるため注意が必要

法人と個人でそれぞれ提出する書類が異なります。

また医薬品やアルコール酒類等を販売する場合は別途許可証などが必要になるケースがありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

  • Yahoo! JAPAN ID
  • クレジットカード情報
  • 会社情報
  • 代表者情報
  • 銀行口座情報
  • ご提出書類(法人/個人)
  • 出店予定商材情報

審査基準を事前に満たしている必要あり

  • 出店審査の時点で、Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークションなどの当社サービスの利用に関し、当社が同一利用者と判断した利用(アクセスログが一致する場合は同一利用者とみなします)も含め、以下のいずれも満たしていること
    • Yahoo! JAPAN ID について、削除措置が過去にされていないこと、かつ、利用停止措置が審査時に継続されていないこと
    • 当社サービスの利用に関する契約について、解除措置が過去にされていないこと、かつ、履行停止措置が審査時に継続されていないこと
  • 取り扱い予定の商品が、利用約款およびガイドラインに違反しないこと

出店後にすぐに店舗構築をしよう!

最初はお店作り(ストアの構築)に力を入れるべし

出店後はまずストア構築を行いましょう。

なぜなら出店審査通過後1カ月以内にストア構築をして開店申請をしないと、開店権利を失う可能性があるためです。

何をすればいいか途方に暮れていたらいつの間にか権利を失っていたということがないように、ストア構築をしていきましょう。具体的なストア構築の流れは以下のとおりです。

  1. お支払い方法、配送方法を設定しよう
  2. 配送グループを設定しよう
  3. アラート・通知の設定をしよう
  4. ストア情報を設定しよう
  5. 会社情報を設定をしよう
  6. お買い物ガイドを設定しよう
  7. プライバシーポリシーを設定しよう
  8. ストアトップページ、販売商品を設定しよう
  9. ストアマッチのアカウント登録をしよう
  10. ストアの開店申請
    • テスト注文をしよう
    • 開店申請

基本のストア構成を理解するべし

ここまでストア構築ができたら、次はストア構成についても考えましょう。ちなみに、売れるストアには以下のような共通点があります。

  • ストアにアクセスしてすぐにクリックしたくなるもの(商品やバナー、ページ)が掲載されている
  • ストア内を回りやすい(ストア内を回遊しやすい)
  • 商品のカテゴリー分けがしてある(商品を選びやすい)

お客様目線になってストア構成をすることで、お客様満足度も高くなります。その結果として、店舗自体の評価になりやすく売上にもつながります。ぜひ上記の共通点も参考にしながらストア構成してみてください。

出店直後のスタートダッシュを決めるべし

Yahoo!ショッピング出店後のスタートダッシュを決める上で重要な施策を紹介します。

キーワードを入れて検索対策をする

検索結果は、おすすめ順で商品が表示されています。「おすすめ順」で検索結果に表示されるためには商品の「商品名・キャッチコピー」「カテゴリー」「商品情報」を詳細に記す必要があります。

特に商品名に含まれているキーワードは検索順位に大きく影響します。商品を検索結果に表示させたいキーワードを商品名から優先的に追加しましょう。
商品名では先頭に近いキーワードほどSEOで評価されやすくなります。そのため、特に注力したいキーワードは商品名の先頭付近に入れるのが良いでしょう。

広告を配信して集客する

Yahoo!ショッピング内で配信できる代表的な広告メニューは「バナー・テキスト広告」「アイテムマッチ」「ソリューションパッケージ」「PRオプション」の4種類です。

中でも出店当初から配信するべきなのが、アイテムマッチ広告です。最低入札単価10円と小額からスタートしやすく、商品毎に入札設定できるため比較的費用対効果を合わせやすい広告といえます。

Yahoo!のイベント「5のつく日」「超ペイペイ祭」に参加してみよう

Yahoo!ショッピングでは毎月のようにイベントが開催されており、期間中はイベント目当てで商品を購入するユーザーが増えるため売上を伸ばしやすくなります。

特に出店当初から参加するべきイベントは「5のつく日」「超ペイペイ祭」の2つです。

5のつく日

5のつく日は、Yahoo!ショッピングで毎月5日・15日・25日に開催されている販促イベントです。イベントページからエントリーし指定の支払い方法で支払った場合、付与されるポイントが+4%となります。通常時と比べて多くのポイントを獲得することができるため、お客様にとっておトクなお買い物のチャンスとなっています。
5のつく日はポイント目当てで流入するユーザーが増えますので、同じタイミングでポイントを上乗せするボーナスストアに参加する施策が有効です。

超ペイペイ祭

超ペイペイ祭は不定期で開催される大型販促イベントです。期間は1~2ヶ月にわたり、最終3日間頃に開催されるグランドフィナーレではポイントが大幅にアップするなど、特に売り上げが伸びやすい期間になります。
超ペイペイ祭も5のつく日同様、ポイント目当てで流入するユーザーが増加する傾向にあると言えます。合わせてボーナスストアや値引きセールなどを実施することで大きな売上を作りやすくなるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。Yahoo!ショッピングは出店ハードルが低く、国内有数の利用者数を抱える魅力的なプラットフォームといえます。しかしながら店舗数が多く最近では特に店舗間の競争も激しくなってきていますので、事前に入念な販売計画を立てておくことが欠かせないといえます。

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