Yahoo!ショッピング広告の料金は?広告の種類別に課金方式や費用相場を解説
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Yahoo!ショッピング広告の料金体系は、広告の種類によって大きくふたつに分かれています。効果的に広告を運用するためには、それぞれの特徴や料金の仕組みを理解することが重要です。
今回は、Yahoo!ショッピング広告の料金について広告別に詳しく解説します。
INDEX
Yahoo!ショッピング広告の料金
Yahoo!ショッピング広告の料金の基本的な仕組みについて解説します。
成果が出た分だけ料金が発生する
基本的にYahoo!ショッピング広告は、掲載された広告がクリックされた場合にのみ費用が発生します。そのため、広告が表示されただけでは費用がかかりません。
クリックによって課金される仕組みであることから、「クリック課金型」と呼ばれています。Yahoo!ショッピング広告では、検索広告とディスプレイ広告(運用型)が用いられることが一般的ですが、どちらもクリック課金型です。
成果に対してのみ料金を支払うシステムなので、初期費用が少なく、広告の申し込み費用や、掲載のキャンセル料もかからないため、広告運用の経験が少ない人でも挑戦しやすい仕組みです。
クリック課金型に対して、表示回数に応じて費用が発生する仕組みは「インプレッション課金」といいます。こちらは、ユーザーの画面に広告が表示されるだけでカウントされるため、実際に広告を見てもらえたかは分かりません。
Yahoo!ショッピング広告では、ユーザーのアクションによって料金が発生するため、広告の効果も検証しやすいという特徴があります。ただし、一部のディスプレイ広告にはインプレッション課金が採用されているため注意が必要です。
広告費用は事前にチャージしておく
Yahoo!ショッピング広告の費用は、事前に入金してチャージしておく必要があります。表示された広告がクリックされると、チャージした分から自動的に費用が支払われるという仕組みです。残高がなくなると広告の掲載もストップするため、チャージした分以上の費用は請求されません。
Yahoo!ショッピング広告は、自身の予算に合わせて使いやすく、安心して利用できる点がメリットといえます。
途中で広告掲載を止めたくない場合は、クレジットカードによる自動入金も設定可能です。自動入金の方法としては、毎月決まった金額をチャージする「月定額一括入金」も選択できます。
検索広告とディスプレイ広告の両方を利用する場合は、それぞれで料金が管理されるため、別々にチャージしなければなりません。片方だけ入金忘れがあると、残高が無くなった方は自動で掲載がストップするため注意しましょう。
自由に広告費用を設定できる
予算に合わせて広告表示を制限できるのもYahoo!ショッピング広告の特徴です。1日の予算上限を設定しておくと、決めた金額まで広告を表示させることが可能となり、上限に達すると自動で掲載をストップできます。
たとえば、1日の上限値を千円に設定した場合、1万円をチャージすると、10日間の広告表示が可能です。
広告費の使い過ぎも防止でき、予算内で広告をコントロールしたい人には最適のシステムといえます。
反対に、繁忙期や集客力を高めたい時期には、上限値を高く設定して広告を増やすこともできます。広告の停止も簡単に行えるため、不必要になった場合はすぐに対応可能です。
Yahoo!ショッピング広告の料金体系は2種類
Yahoo!ショッピング広告には、クリック課金型とインプレッション型の2種類の料金体系があります。
広告の種類 | 料金体系 |
検索広告(リスティング広告) | クリック課金型 |
ディスプレイ広告(運用型) | クリック課金型 |
ディスプレイ広告(予約型) | インプレッション型 |
料金体系別に広告の種類を解説します。
クリック課金型
表示された広告をユーザーがクリックすることで料金が発生する仕組みの広告です。
検索広告(リスティング広告)
検索キーワードを設定して、Yahoo!でユーザーが検索を行った際に表示させるテキストベースの広告です。
検索内容に応じて表示できるため、広告に関連性の高いユーザーへアプローチできる特徴があります。顕在層に対するアピール力があることから、コンバージョン率を高めやすく費用対効果が高い広告のひとつです。
ユーザーのクリックによって料金が発生し、興味のないユーザーはクリックすることが少ないため、無駄な出費を抑えられます。広告掲載にはオークション制が採用されており、落札できなかった場合は広告が表示されません。入札価格や広告の品質によって、最も良い条件の人が一番上の目立つ位置に広告を表示できます。
ディスプレイ広告(運用型)
掲載枠があるWEBサイトに、画像や動画付きで表示できる広告です。
視覚的に多くの情報を伝えられるため、商品やサービスを幅広いユーザーにアピールできます。自社サイトへの誘導やコンバージョン獲得、ブランディングなど、さまざまな目的に合わせた運用が可能です。
詳細なターゲティングもでき、表示させるエリアや検索キーワード、興味関心によるカテゴリー分類なども設定できます。広告のクリックで成果に対してのみ料金が発生するため、こちらも費用対効果が高いです。
広告掲載の場所に関しては、検索広告同様にオークション制が採用されています。
インプレッション型
ディスプレイ広告の中でも、予約型と呼ばれるタイプはインプレッション型の料金体系です。
掲載期間や場所、表示回数によって料金が設定されており、ユーザーが閲覧できる状態で、掲載されたビューアブルインプレッションに対して費用を支払います。ビューアブルインプレッションとは、インターネットユーザーの視認領域に広告が表示された際のインプレッションのことです。
広告が表示されるごとに課金されるため、クリックの有無は関係ありません。運用型よりも広告費用は高額になりますが、優先的に掲載され、ユーザーからも認知されやすくなります。
ほかのYahoo!ショッピング広告と同様に詳細なターゲティングも可能で、占有面積が大きな掲載場所も利用できます。
【種類別】Yahoo!ショッピング広告の料金相場
Yahoo!ショッピング広告の料金は、掲載する種類によって相場が異なります。
広告の種類 | 料金の相場 |
検索広告(リスティング広告) | クリック単価:数円〜数百円 |
ディスプレイ広告(運用型) | クリック単価:数円〜数百円 |
ディスプレイ広告(予約型) | 数十万円〜数千万円 |
広告の種類別に費用の相場を紹介しましょう。
検索広告(リスティング広告)
最終的な料金はオークションによって決定するため、入札額が1クリックあたりの単価となります。
人気のある検索ワードは競合が多いため、基本的に単価が高額になりやすいです。状況によってはクリック単価が千円を超えるケースもありますが、人気の少ないキーワードの場合は数円で上位表示できることもあります。
単価にもよりますが、1日あたり千円で月3万円程度から運用を始めると、費用対効果も確認しやすく、一般的には、月に10〜20万円程度の費用をかけると十分な効果が期待できるといわれています。
ディスプレイ広告(運用型)
ディスプレイ広告も検索広告と同様にオークションによって単価が変動するため、人気のある商材を扱うと料金が高額になりやすいです。そのため、広告主によっても相場は変動します。
幅広いユーザーへのアピール力がある広告ですが、コンバージョン率としては検索広告の方が優れているため、目的に応じて広告を組み合わせて掲載するケースも多いです。
ある程度の予算を確保できる場合は、月30万円ほどディスプレイ広告に費用をかけて、一気に認知度を高める手法もあります。
ディスプレイ広告(予約型)
こちらはインプレッション型の仕組みで、クリック課金型の広告よりも高額な費用が必要となります。最も安い相場でも、「ブランドパネル PC」の市区郡単位で表示させる広告が20万円からの設定です。
反対に高額な広告では、「ブランドパネル パノラマ PC」が2,000万円からの料金設定となっています。
基本的には、広告の場所やサイズによって金額が異なり、PCとスマートフォンに表示させたい場合はそれぞれに料金を支払わなければなりません。ブランドパネルSPは500万円から、動画の広告を使用する場合は15秒で100万円からの相場です。
まとめ
Yahoo!ショッピング広告は、基本的にクリック課金型の料金体系で、費用に合わせて広告の掲載ができます。
検索広告やディスプレイ広告(運用型)がクリック課金型に該当しますが、ディスプレイ広告(予約型)はインプレッション型で高額な予算が必要です。広告の種類によって特徴や効果も異なりますので、予算に合わせて適切な広告を選びましょう。
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