【楽天最新情報】楽天市場のRMSに新機能「コンテンツページ機能」実装!機能詳細や使い方を解説
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楽天市場のRMS機能として、コンテンツページ機能が実装されることが発表されました。
過去には楽天GOLDという、HTMLでページ作成をする機能がありましたが、今回は直観的にパーツを使って作成できます。
難解なコード作成も不要なため、ページ作成の敷居が下がったとも言えるでしょう。
本記事では、コンテンツ機能の概要とメリット、デメリットを解説します。
ページ作成に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
●監修者名
半田 悟朗(ハンダ ゴロウ)
●経歴
大手バイク用品店でECモール及びMD責任者を歴任。現在は株式会社MinatoでECコンサルタントを務める。
●コンサルタントについて
Minatoでは、主要3モール(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)にて運用代行プランのECコンサルタントを担当。
ECの実務だけではなく、店舗開設から受注システムの導入など顧客の困りごとを総合的にサポートしている。過去に、飲食店の店舗開発や物流の最適化などの経験があるため、ECモールだけにこだわらない戦略設計で顧客の成果最大化を支援し活躍中。
INDEX
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RMSに実装したコンテンツページとは
引用:RMS
いままで、特集ページを作成する場合はカテゴリーページを使うか、Goldを契約する必要がありました。
しかし、今後はコンテンツページの機能が追加される事によって手軽に作成できる様になっています。
活用することで、ページ作成の時間がグッと短縮できるでしょう。
コンテンツページとは、セールやイベント情報といったユーザーが商品や店舗の魅力を伝え、販売促進につながる出店企業の独自ページです。
難しいHTMLを使用せず、直観的にパーツを使用してページを作れるため簡単に作成できるのが特徴と言えます。
従来は楽天GOLDというHTML等を使用したページ作成機能ですが、一定の理解度が無いと難しいという意見がありました。
この点、コンテンツページを使用することによって、楽天GOLDを使用しなくてもページを作成しPRできることが本機能の魅力といえるでしょう。
コンテンツページ機能についてご相談はコチラから
コンテンツページに実装された機能
HTMLを使用しないでページの作成が可能になったので、
気軽にセール時期などの特集ページが作成可能になりました。
楽天は特にポイント施策が多いモールなので、買い回り等に有効です!
コンテンツページに実装された、今後実装予定の機能としては以下の3つです。
今後機能は増える可能性がありますが、発表当時の情報に沿ってお伝えします。
- コンテンツページ作成・編集機能
- コンテンツページ管理機能
- R-Karteコンテンツページ分析機能
コンテンツページ作成・編集機能
引用:RMS
コンテンツページの機能として、当たり前ではありますが作成および編集機能があります。
内容としては、左側にパーツ一覧があり、右側にはパーツ編集画面があります。
中心に編集した結果、どのように表示されるかが分かるプレビュー画面があるので非常に使いやすいユーザーインターフェースといえるでしょう。
従来コンテンツ制作に四苦八苦していた方にとって、使い勝手の良さを体感できるのが特徴です。
コンテンツページ管理機能
引用:RMS
コンテンツページを作成した後に、現状が公開されているのかどうか、トピックス枠表示設定等を管理できる機能があります。
コンテンツページを一覧で管理できるため、現状のステータスを確認し作成したのに公開できていないなどのエラーも確認可能です。
また、キーワードやURLアクセス設定等に合致するか否かを絞り込みできるため、管理のしやすさも魅力です。
あらかじめ、季節ごとにコンテンツページを用意しておき、シーズン毎に管理画面上で公開設定ができるため応用の幅は広いといえるでしょう。
R-Karteコンテンツページ分析機能(2024年8月公開予定)
コンテンツページがどれくらいアクセスを集めているのか、パーツごとにどのようなアクセスを受けているのかを楽天市場の分析ツール「R-Karte」で確認できます。
コンテンツページを作ったとしても、具体的にどのような成果が出ているのかわからないと、改善のしようがありません。
この課題を解決するために、R-Karteでの分析機能がリリースされるようです。
リリースまで時間が少しあるため、早めにコンテンツページを作成してABテストをおこなえるようにしておきましょう。
コンテンツページを活用するメリット
今までの機能だと特集ページを作成しても詳しいアクセス状況の分析ができず、効果測定が難しい側面がありました。
今後楽天市場の分析ツール「R-Karte」を使用して、詳しい分析ができるので売上の拡大に繋がることが予想されます。
コンテンツページを活用するメリットとして、以下が挙げられます。
- 簡単にページを作成可能
- 新規とリピートユーザー向けの内容切り替え
- 商品訴求力向上
- 柔軟な使用方法
- スケジュール機能
簡単にページを作成可能
コンテンツページ機能により、先述の通り簡単にページを高頻度で複数パターン作成できます。
HTMLで作ると、細かい設定をコードを書いて作る必要があるため、量産はできません。
しかし、直観的にパーツの配置で作成できるコンテンツページ機能の活用によりこの課題が解決します。
細部にこだわりオリジナリティあるものを作りたい場合は、HTMLで作った方が良いですが、商品の入れ替えやイベントなどへの対応にはスピード感が求められます。
このような課題に対し、コンテンツページ機能は少ないリソースで情報を提供できることがメリットといえるでしょう。
新規とリピートユーザー向けの内容切り替え
商品を販売する場合、新規ユーザー向けの情報とリピーター向けの情報を出し分けできると販促効果が上がります。
GOLDページでは不可能でしたが、コンテンツページではRMSの発表では切り替えが可能であるとされていました。
新規ユーザーにはエントリー商品の提供、リピーター向けにはまとめ買いの商品を推奨することで、売上増加を見込めます。
商品訴求力向上
割引対象商品や特定のキーワードを含む商品の訴求ページを簡単に作成できるため、商品の理解度や高い販促効果を期待できます。
例えば、水筒 アウトドアというキーワードで出したい場合と、水筒 おしゃれなどで出したい場合はニーズが異なるため出すべきページが違います。
HTMLで製作した場合は調整が簡単ではないですが、パーツで構成するコンテンツページでは容易です。
文言の簡単な調整と、画像を差し替えることで簡単にリリースできます。
柔軟な使用方法
商品ページを複数パターン作れるほかに、シーンに応じて製作できる柔軟性がコンテンツページを活用する魅力です。
楽天市場では多くのイベントが開催されますが、都度HTMLでぺージを作っていては骨が折れます。
コンテンツページの活用によって、楽天スーパーセールやブラックフライデー、各種セール用のページを用意しておいてスケジュールや出品商品の調整などを柔軟におこなえます。
スケジュール機能
ページ公開のスケジュールをあらかじめ設定できるため、イベント開始日に合わせて公開できることがメリットです。
予め製作して、順次公開しておくことで公開し忘れることがなく、機会損失を避けられます。
手動で公開する場合、早くても営業時間の開始時間になりますが、スケジュール設定できれば当日の0時00分に公開できます。
ヒューマンエラーの可能性を下げられるため、業務効率の向上にもつながるといえるでしょう。
コンテンツページのデメリット
HTMLを使用したページ作成とは異なり、柔軟なページ作成ができない事や
ページ構成が他社と同一になってしまいユーザーに目新しさを出せなくなってしまいます。
そこは既存のGoldなどの機能と使い分けをする事で解決できるため、大きなデメリットではないですが注意点としては抑えておきたいですね。
コンテンツページの作成はパーツを使用して実施するため、HTMLを使用した自由度のあるページ作成と比較して若干劣ります。
そのため、HTMLの知識があり「ここをこうしたい」と思ってしまう方にとっては、物足りなさを感じる可能性はあります。
一方、パーツ数が豊富にあるほかレイアウトの仕方も柔軟ではあるため、HTMLほどでなくとも一定の自由度はあります。
リリース後は、上手く活用して店舗運用に役立てましょう!
まとめ
楽天のコンテンツページ機能は、ページ作成に敷居の高さを感じていた店舗運営者にとって嬉しい機能と言えます!
活用することで、自社で早めに商品PRもできるため、リリース後はどんどん活用していきましょう。
一方で、操作は簡単でもどのように構成を作れば良いのか、ユーザーがどこを見るのか戦略面で悩む方も多いのではないでしょうか?
そのような際、当社Minatoにご相談ください。
ユーザーが気になる情報やポイントに沿って、コンテンツページの製作を代行およびコンサルティングいたしますので、お気軽にご相談ください!