Amazonの商品ページへの入力ルールは? 売上増のための情報を公開
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Amazonで売上を伸ばすには、SEOに配慮しつつ、ユーザーの目を惹く商品ページ作りが欠かせません。商品の特徴を正しく円滑に伝えられれば、隙間時間を使ってECサイトを利用しているユーザーを購買へとつなげられます。
Amazonのアルゴリズムに評価されて検索結果で上位表示してもらえるなど、大きなメリットがあるので、SEOを考慮することも大切です。
今回は、Amazonの商品ページへの入力ルールを解説します。独自のルールやSEOに配慮した商品ページ作りのコツに触れるので、売上アップを狙いたい方はぜひ参考にしてみてください。
INDEX
Amazonの商品ページについて知る
まずは、Amazonの商品ページについて解説します。
どのような要素で構成されているのか、ユーザーがどんなポイントを見て商品を比較しているのか、概要を理解していきましょう。
売れ行きを左右するもの
商品ページは、Amazonのなかでも特に売上を左右するコンテンツとして知られています。どんなにAmazon内で広告を出稿してユーザーを呼び込んでも、商品ページが整備されていなければ、離脱されかねません。
反対に、純粋な検索のみで辿り着いたユーザーであっても、優れた商品ページを提示できれば購買意欲を高められます。
まずは商品ページへのアクセスを獲得したうえで、ユーザーに魅力的だと感じてもらえる商品ページにしていくことを意識してみましょう。
商品ページの構成要素
Amazonの商品ページは、下記の要素で構成されています。
・商品画像
・商品名(タイトル)
・ブランド名(メーカー名)
・販売価格
・商品仕様文
・商品紹介コンテンツ
商品紹介コンテンツとは、画像と文章をセットにして商品ページ下部に表示させる項目のことです。
上記の6項目が出品者側で自由に設定できるものです。改善施策として、6項目の拡充により商品ページの充実化を図ります。
Amazonの商品ページへの入力手順
Amazonの商品ページを入力する手順は、下記の通りです。
1.「Amazonセラーセントラル」へログイン
2.「カタログ」→「商品登録」→「商品を新規登録する」を表示
3. カテゴリを選択
4. 商品の情報を記入
5. バリエーション記入(色やサイズ違い)
まずは、管理ページである「Amazonセラーセントラル」にログインします。上部のタブに「カタログ」と表示されているので、そのなかから「商品登録」「商品を新規登録する」の順に選択しましょう。
カテゴリでは、大カテゴリ・中カテゴリ・小カテゴリをそれぞれ設定できます。例えば、大カテゴリを「スポーツ&アウトドア」に、中カテゴリを「アウトドア」に、小カテゴリを「テント」に設定します。商品の属性に合わせて、大まかな分類から段階を踏んで詳細なカテゴリになるよう選択するのがポイントです。
商品情報を記入する際は、検索用のキーワードを散りばめておけば、Amazonアルゴリズムに検知されやすくなります。
情報が充実していれば、検索結果画面上における自社商品の上位表示が期待できます。後々の工数削減のためにも、登録段階で可能な限り詳しく設定しておきましょう。
Amazonの商品ページへ入力する際の注意点
ここではAmazonの商品ページへ入力する際の注意点を解説します。Amazonならではのルールに基づき、効果を最大化できるよう工夫してみましょう。
商品名に関する注意点
商品名を入力する際は、下記に注意して行う必要があります。
・「メーカー名」+「ブランド名」+「商品キーワード」を組み合わせる
・キーワードを半角スペースで区切る
・スペースを含めて全角50文字以内で記載する
・半角カタカナや特殊文字は使用できない
・キーワードは重複させない
・「〇〇%OFF!」「今なら激安」「業界最安値」などの表現は使用できない
例えば、同じカップ麺を出品する場合でも、「カップ麺」と記載するだけより「味噌ラーメン」「太麺」「濃厚」などメーカー名・商品名・キーワードを入れ込んだ方が検索にヒットする可能性が高まります。
より詳しい情報を提供するためには、具体的な商品名や監修者などの固有名詞はもちろん、関連キーワードも必要です。
とはいえ、無制限に関連キーワードを入力するのではなく、スペースを含めて50文字以内に収める必要があります。キーワードの重複や特殊文字の使用を避け、関連性の高いキーワードから順に入力することを意識してみてください。
なお、キャンペーンやクーポンの対象商品であっても、その旨を商品名に入力することはできません。「今なら激安」「業界最安値」など、常に変動する可能性があるキーワードも避けておきましょう。
画像に関する注意点
視覚的にアピールするための施策として、画像の充実も重要です。画像を登録する際は、下記に注意します。
・画像の形式はjpeg
・スマホは7枚までしか登録出来ない(PCは9枚)
・画像の長辺は1,000pxまで
画像の形式・サイズ・枚数に注意したうえで、見やすくわかりやすい画像になるようアレンジしていきましょう。
また、画像には簡単な説明やキャッチを追加したり、複数の画像をまとめて1枚として登録したりするのもおすすめです。何度も画像を変遷しなくても、ある程度の情報が1枚の画像からわかるようにしておく方が、離脱のリスクを低減できます。
キーワードに関する注意点
商品名だけではリーチできない層へ存在を知ってもらうためには、キーワード設定が重要です。キーワードを入れ込む際は、下記に注意しましょう。
・1行で設定する
・「文字数は166文字、バイト数は500バイトまで」の制限がある
・商品名に登録したキーワードは使わない
・キーワードは重複しない
・キーワード間は半角スペースを入れる
文字数の上限に阻まれて商品名に入れ込めなかった分は、キーワード欄に入力します。
ここでも同じように重複や特殊文字の使用は避け、関連語句のみを入力することが必要です。
Amazonで魅力的な商品ページを作成するコツ
最後に、ユーザーにとって見やすく、かつ「売れる」商品ページを作成するコツをご紹介します。
キーワードを細部に盛り込む
よく検索されているであろうキーワードは、商品名やキーワード欄へ確実に入力しておきましょう。
Amazonに限らず楽天市場やYahoo!ショッピングなど大手はもちろん、ECサイト以外の一般的なWebサイト向けのSEO施策においても行われている手法です。Amazonサジェストキーワード一括DLツールなどを使用し、ユーザーがどんなキーワードでどのような商品へアクセスしているか調査・分析する方法もあります。
Amazonでは独自のサジェストキーワードを活用しているので、専用のツールを使うのが近道です。
商品の魅力を具体的に伝える
テキストコンテンツを充実させることで、より商品の特徴や魅力がダイレクトにユーザーへ伝わります。画像や商品名だけに頼りきることなく、わかりやすく魅力が伝わるセールスライティングになるよう意識してみましょう。
下記のような商品ごとのスペックを一覧にして記載するのもおすすめです。
・型番
・サイズ
・重さ
・容量
・性能
・カラー
・付属品
・消費電力
・保証期間
・生産国
型番情報があると「同じ商品の上位互換が欲しい」「すでにもっているアイテムとの互換性を調べたい」といったニーズを満たせます。特に高額商品は、型番情報が不可欠です。情報不足でせっかくの見込み顧客を取りこぼすことのないよう、事前に対策しておきましょう。
類似商品がある場合は比較表を作るなどしてユーザーを囲い込み、自社商品を購入してもらえるようアプローチする方法もあります。例えば、耐久性や耐荷重を詳細に記載して比較したり、デザイン面をはじめ独自性の高い部分をアピールしたりすると効果的です。
まとめ
Amazonには独自のルールや商品編集画面があり、慣れないうちは戸惑うことが多いかもしれません。しかし、あらかじめポイントやコツを押さえて商品を登録しておけば、検索されやすく購買されやすい商品ページに仕上げることが可能です。
更なる売上アップを狙いたいときは、Amazon専用のEC戦略コンサルタントを活用するのもおすすめです。
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