【Amazon】SEO対策で上位表示を狙う方法を解説
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Amazonでより多くの自社商品を販売したいなら検索結果ページの上位表示を狙うことが重要です。
今回はAmazon SEOの概要と具体的なSEO対策の手順、検索順位を上げるためにすべきことを紹介します。Amazonでの売上が伸びずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
Amazon SEOとは
Amazon SEOとは、Amazonでキーワード検索した際の結果ページに自社商品を上位表示させるための対策です。
Amazonの検索結果ページでは、1段目にスポンサーブランド広告、2段目にスポンサープロダクト広告が表示されます。ユーザーが検索したキーワードの結果が表示されるのは3段目以降です。
広告を打たずに出品しているなら、Amazon SEOを行わない限り上位表示されにくいでしょう。
AmazonのSEO対策が重要な理由
Amazonユーザーのうち7割以上は、検索結果の2ページ目以降を閲覧しないとされています。自社商品が2ページ目以降に表示されている場合、7割の人に見られないのです。
また、6割以上のユーザーは1ページ目に表示された3つの商品をクリックします。検索結果の1ページ目の上位に表商品を示できれば、クリックされる可能性は高くなるでしょう。
さらにユーザーのうち3割は、検索結果の最初に表示されている商品をクリックします。検索結果の1番目に表示されれば、売上アップの可能性は上がるのです。
Amazon SEO対策で知っておきたい要素
ここからは、Amazon SEOに取り組む際に知っておきたい要素を紹介します。仕組みを理解していれば、より最適なSEO対策を行うことができるでしょう。
Amazonの検索結果表示ページ(SERP)
前述したとおり、Amazonの検索結果ページは以下の構成になっています。
・1段目 スポンサーブランド広告
・2段目 スポンサープロダクト広告
・3段目以降 オーガニックランキング
SEO対策の効果が反映される領域は、3段目以降の「オーガニックランキング」のみです。広告を打たずSEO対策のみで商品の上位表示を目指すなら、もっとも良い成果を得られたとしても3段目に表示されることを覚えておきましょう。
Amazonの検索アルゴリズム
Amazonの検索エンジンでは、A9、A10と呼ばれる検索アルゴリズムが使われています。検索アルゴリズムとは検索結果のランキングを決める計算法です。
ここではA9、A10がどのような基準で商品を評価しているのかを解説します。
検索キーワード
A9、A10は検索されたキーワードと一致率が高い商品を上位表示させます。商品ページ内に検索でヒットしやすいキーワードを盛り込めば、検索結果の上位表示を狙えるでしょう。
商品ページの関連性
狙っているキーワード以外に、関連性の高いワードを組み入れることも重要です。たとえば「テント」を取り扱う場合は、キャンプ、アウトドアといった関連性の高いキーワードも含めておきます。
これにより、「テント」というキーワードで検索されなかった場合に、関連ワードからユーザーが流れてくる可能性を高められるのです。
Amazon SEO対策で考慮したいふたつの要因
Amazon SEO対策をする際には、把握しておくべき要因があります。商品を上位表示させるためには欠かせない要素なので、しっかり把握しておきましょう。
直接的に影響を与える要因
まずは前述したA9、A10に直接的に影響を与える要因は以下の5つです。上から順に影響力は高くなります。
・検索キーワードとの商品ページテキスト関連率
検索キーワードと商品ページに含まれているテキストの関連率は、高いほど上位表示の可能性が高くなります。
・商品の直近の売上
直近で商品がどれくらい売れたかも重要な指標です。直近とは、おおよそ1~2週間程度 と考えると良いでしょう。
・CV率
商品ページにたどり着き、実際に購入した人の割合です。CV率が高いページを上位に表示させると、販売数は伸びやすくなります。
・在庫保持率
売り切れ期間が少なく、常に在庫を確保している商品の評価は高くなっています。
・商品価格
A9、A10は「その商品が適正価格で売られているか」も判断しているため、商品価格は適切な額を設定しましょう。売上アップを狙い、大幅な値下げをすると評価が下がってしまう傾向にあります。
間接的に影響を与える要因
CV率や売上が上がれば、A9、A10の評価は上がります。ここでは、CV率や売上のアップに役立つ、検索アルゴリズムに間接的な影響を与える要因を紹介します。
・FBAの利用
FBAとはAmazonから出荷する発送方法です。FBAを利用すると購入者への商品到着が早くなりやすいため、CV率が高くなる傾向があります。
・商品画像の最適化
商品画像はCV率アップに影響するため、商品説明を補足する画像を1枚でも多く掲載しましょう。
・商品紹介コンテンツの掲載
商品の詳細説明を記入できる項目です。より詳しく商品の説明を加えることで、ユーザーに親切なページになりCV率のアップも期待できます。
・カスタマーレビュー
商品の購入に際し、レビューを参考にするユーザーは多いです。良いレビューをたくさんつけてもらうためにも、高品質の商品を丁寧に販売するよう努めましょう。
・Amazon広告
売上アップやCV率の向上のため、一時的にAmazon広告を打つのも効果的です。
・プロモーションの設定
クーポンを配布する、送料を無料するなどの戦略により売上アップを狙いましょう。
Amazon SEOで検索順位を上げるための対策
この項目では、Amazonの検索順位を上げるために必要な対策を4つ解説します。いずれもすぐ取り組めるので、ぜひ試してみてください。
キーワードやタイトルを最適化する
タイトルや商品説明文に含めるキーワードはひとつに絞らない方が良いです。さまざまなキーワードで検索されることを想定し、サジェストキーワードツールや分析ツールを活用しながら2~4個ほど設定しましょう。
商品紹介コンテンツを充実させる
商品画像を増やし、商品紹介コンテンツの欄も記入しましょう。商品ページが充実しているとCV率や売上のアップが期待できます。
商品ページ一つひとつのコンテンツを充実させていくのは骨が折れますが、ユーザーファーストのページを作るためには欠かせない作業です。
在庫切れを無くす
在庫切れにより販売できない期間がある商品は、A9、A10に評価されません。販売機会を逃さないためにも在庫管理は余裕をもって行いましょう。
クーポンやプロモーションを設定する
割引クーポンの配布やキャンペーンの実施など、プロモーションを設定することでCV率の向上を図るのも効果的です。
ただし、過剰な割引はアルゴリズムの評価に悪い影響を与えることもあります。割引率はもとの価格とのバランスを考慮しつつ、適切に設定するのが重要です。
まとめ
Amazon SEO対策に関してお困りごとがあるなら「ECモール支援サービス」をご利用ください。マーケティングの視点からAmazonでの売上向上を目指すお客さまへ適切な施策をご提案します。
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