Amazonのセールに参加したい!種類や年間スケジュール・参加方法を解説

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Amazonでは定期的にセールを開催しており、欲しい商品を安く買えるチャンスであることから、多くの消費者に支持されています。

同じく、セールは出品者にとってもチャンスです。リピーターだけでなく新規顧客も集客できる手段であり、自社商品の認知を高めることができるため、有効活用していきましょう。

今回は、Amazonのセールに参加する方法を解説します。集客に効果的なセールの種類や、年間スケジュールについても紹介します。

【Amazon】3種類のセールイベント

【Amazon】3種類のセールイベント

AmazonはほかのECサイトと異なり、「店舗」の概念がないため、独自性を打ち出すことが困難です。Amazonで売上を伸ばすには、商品単位で消費者に訴求する必要があります。

そこで、セールを効果的に活用すれば、効率良く売上を伸ばせます。

ここでは、Amazonで開催される3種類のセールイベントを紹介します。

初売りセールと新生活セール

初売りセールは新年明けてすぐ、1/2~1/6頃に行われます。「初売り」と称しているため、福袋などの設定も可能です。

新生活セールは、年度末の需要増を見越して毎年3月下旬に約4日間実施されます。引っ越し・新生活に必要な下記のアイテムが主なセール対象となるので、チェックしておきましょう。

・生活家電
・PC関連デバイス
・衣類、シューズ
・文具
・日用品
・食料品

扱う商品との相性次第では、販路を大幅に拡大できます。

プライムデーとブラックフライデー

プライムデーは、Amazonが企画する年間セールイベントの中でも特に大規模なのが特徴です。「Amazonプライム会員」のみが参加でき、リピーターの獲得にも貢献します。

評価の高いAmazon製品や、ユーザーからの口コミが良い人気商品などがセール対象となることが多く、値下げ幅も大きめです。そのため、普段からAmazonを愛用しているユーザーに対する感謝イベントとして行われています。

ブラックフライデーは、11月の第4金曜日から12月初旬にかけて開催されるセールです。もともとは、アメリカで毎年11月の第4金曜日から数日間行われるセールのことを指します。

以前はサイバーマンデーも実施されていましたが、現在はブラックフライデーに期間を合算する形式で吸収されています。

年末の贈り物セール

年末の贈り物セールは、12月初旬から半ばにかけての4日間で開催されます。お歳暮・帰省の手土産・クリスマスプレゼントのニーズに対応する形で生まれたセールであり、何かと物入りな年末を乗り切るためのセールとして定着しました。

ただし、2021年と2022年には開催されておりません。2023年のセールに関する情報はまだ出ていないため、今後チェックしていきましょう。

【Amazon】3つのタイムセールの特徴

【Amazon】3つのタイムセールの特徴

タイムセールは、日付だけでなく開催時間も指定されるセールです。在庫の回転率を上げるための施策や、ベストセラーに選ばれやすくなる施策として活用できます。

ここでは、Amazonで開催される3つのタイムセールについて紹介します。

特選タイムセール

特選タイムセールは、対象アイテム数が限定されるものの、割引率が25%以上と非常に高いのが特徴です。なかには50%以上割引されているアイテムもあるので注目度が高く、出品すればかなりの購買数増加を見込めます。

なお、カスタマーレビューで星が4つ以上の人気商品のなかから、Amazonが選定したものだけが表示されることもポイントです。数量を限定しないため、売り切れのないよう対策することが大事です。

数量限定タイムセール

数量限定タイムセールは、販売数を絞り込んで割安で販売するセールです。在庫処分、商品をカートに入れてから15分以内に購入を確定することで、割引が適用されます。

ほぼ毎日実施されており参加のチャンスが多いのが特徴です。残数が僅かな商品が表示されることから消費者の購買意欲を喚起できます。

ただし参加する際は手数料が必要なので、あらかじめ理解した上で実施を検討しましょう。

タイムセール祭り

タイムセール祭りは、割引価格で販売する時間を限定するものの、対象商品数の多いセールです。月に1回の頻度かつ、63時間限定で開催されるといった特徴があります。

ポイントアップキャンペーンも同時開催するため、Amazonヘビーユーザーからの閲覧が多く、まとめ買いや高額商品の販売も期待できます。食品や消耗品など、まとめ買いしやすい商品を重点的に売りたい方に向いています。

Amazonのセールへの参加方法

Amazonのセールへの参加方法

最後に、Amazonのセールに参加する方法を解説します。販売数や露出を増やしたいと考えている際は、ぜひご活用ください。

Amazonのタイムセールの参加方法

Amazonのタイムセールに参加する場合、タイムセールごとに手法やルールが異なるので注意しましょう。ここでは一例として、特選タイムセールと数量限定タイムセールの参加方法について紹介します。

特選タイムセールの場合

特選タイムセールには手数料がなく、コストをかけることなく参加できます。ただし、Amazonからの招待がないと参加申請できないため、希望すれば誰でも歓迎されるわけではありません。

また、参加にあたっては以下の要件を満たす必要があります。

・レビューが0もしくは3.5以上ある
・タイムセール申請時に在庫がある
・カートを獲得している
・Amazonの画像ルールを守っている商品ページ

さらに、25%以上の高い割引率を設定する必要があるので、仕入れと販売額との比較も重要です。また、対象商品数が少ない点にも注意が必要です。

数量限定タイムセールの場合

数量限定タイムセールは、タイムセール開始1週間ほど前までに参加受付のメールが届くので、見落とさないよう注意しましょう。

特選タイムセールほど参入障壁が高いわけではないものの、以下の申請条件をクリアしている必要があります。

・Amazonストアで販売履歴があり、評価で星の数を3つ以上獲得していること
・できるだけ多くのバリエーションが組み込まれていること
・出品禁止商品、不快感や嫌悪感を与える商品、不適切な商品ではないこと
・すべての地域でAmazonプライムの対象であること
・新品であること
・購入者の商品レビューポリシーに準拠していること

引用:「タイムセールの概要と申請資格」(Amazon seller central)

また、大口出品者であることも重視されるため、Amazonを始めたばかりの人や商品数が限定されている人は参加できない可能性があります。

その他のセール参加ノウハウ

プライム会員限定のセールでは、参加する際に手数料がかかりません。参加条件としては、ユーザーレビューの平均が3.5以上またはユーザーレビューがないもの、なおかつ割引率が20%以上であることが必須です。

非プロモーションの場合は10%以上、セール時20%以上の割引が必要な点も押さえておきましょう。また、クーポンやポイントは、自社のポイントセントラルから自由に設定できます。

ポイントセントラルとは、出品商品に対してAmazonポイントを設定するための管理画面であり、一律でも商品ごとでもポイント還元率を指定できます。0〜50%まで設定できるので、時期・在庫数・ニーズの増減などを参考に設定することが大切です。

まとめ

Amazonのセールは、セール期間中の販売数の増加・認知度向上だけでなく、Amazon内での上位表示にも貢献します。「多くのユーザーに購入されている」「人気商品である」などの実績を作れば上位表示されやすくなります。セールのとき以外にも売れやすくなるので、上手く活用していきましょう。

Amazonのセールに参加する際や、セールを効果的に活用したい方は、ECモール支援サービスにご相談ください。

コンサルタントが担当する社数を限定しており、きめ細かかつピンポイントなアドバイスを提供しています。またECモール以外のデジタルマーケティングも対応可能です。お気軽にお問い合わせください。