3分でわかる!Amazon出店方法

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これから出店を検討している企業様向けに、どんな会社ならAmazonに出店するべきか、Amazon出店にかかる費用と見込まれる売上、出店後にするべき対策についてまとめました。是非参考にしてみてください。

こんな会社は出店するべき!Amazonに向いている商材とは?

toC商材を扱う会社は出店を検討するべき!値引きができる商材が理想!

これはAmazonというECモールの特性が関係しています。

まず、Amazonは幅広い年代の一般消費者が利用しているプラットフォームです。Amazonで取り扱いのあるジャンルは非常に多岐にわたるため、市場規模の違いは多少ありますが、基本的には一般消費者向け(toC)の商材であればある程度の売り上げを見込むことができます。

また、Amazonではプライムデーをはじめ年中セールイベントが開催されています。利用するユーザーもそのことを認知しているためイベントのタイミングで売上が集中しやすい構造です。これは逆に言うとイベントに参加できない(値下げやポイント付与等)と、売上を伸ばしにくいといえます。出店を検討するのであれば、値引きができる商材で出店するのが良いでしょう。

Amazonでは一部イベントでセールを実施する際、20%以上の割引が条件になっていることがあります。イベント期間中の販促手段が限られてしまいますので、20%以上の割引ができるように余裕をもって価格設定をするとよいでしょう。

Amazonに出店するとどれくらい費用がかかるの?

大口出品の場合は月額固定費が4,900円、その他売上に応じて8~15%の販売手数料と、配送料などがかかります。

Amazonの出店費用は大きく4つに分かれています。

  • 出品費用
  • 販売手数料
  • 配送料
  • その他費用

出品費用

小口出品サービスの料金は商品ごとに100円
大口出品サービスの料金は販売する商品の数にかかわらず、月額4,900円固定です。

販売手数料

販売する商品ごとに販売手数料がかかります。
商品カテゴリーによって異なりますが、多くの場合は8%〜15%の販売手数料となります。

配送料

商品の配送にかかる費用は、自社で発送するか、フルフィルメント by Amazon(FBA)を使用するかによって異なります。

自社発送の場合

送料は委託する配送会社によって異なります。各社に見積もりを依頼し、自社の商品サイズや数量に対して適切な配送会社に委託しましょう。

FBAの場合

料金には注文商品のピッキング・梱包・配送・カスタマーサービス・返品の料金を含みます。商品のサイズによって配送料が異なりますので確認しておきましょう。

またFBAには、このほかにも在庫保管手数料という手数料が発生しますので注意しましょう。
FBAでかかる利用料金はAmazonのセラーセントラルでシミュレーションすることができますので、活用するとよいでしょう。

その他費用

上記以外の費用としては、返金処理手数料や商材によって販売実績がない場合に発生する大量出品手数料等があります。思わぬ出費が発生することがないように事前に確認しておくことをおすすめします。

費用に関してはAmazon公式サイトにまとまっていますので、参考にしてみてください。

Amazonで作れる売上ってどう考えたらいいの?

同じジャンルのベンチマークを設定し、参考にしましょう。

Amazonに出店することで見込まれる売上は、販売する商材ごとに考えましょう。商材ごとの売上は、各ジャンルで既に売れている競合のベンチマーク商品を参考に考えるとよいでしょう。

競合商品の売上想定は、レビュー数を参考にするとよいでしょう。Amazonにおけるレビュー数は基本的には売上に比例するためです。

レビューの投稿率は、通常およそ3%~5%程度とされています。ベンチマーク商品に直近で投稿されているレビューの件数から、およその販売数を見積もることができます。

Amazonで売上を伸ばす上で重要なことは?

カートの取得が重要

カートをとれていることがとても重要です。特に他店舗も扱う型番商材や、卸販売をしている企業は注意が必要です。
Amazon独自の仕組みに、カートというものがあります。売上を伸ばす上で非常に重要ですので、カートについて理解しましょう。

ASINとカート

Amazonでは1商品(SKU)毎にASINという独自のコードが発行され、これによって商品が区別されます。

ひとつのASINに対して1つの商品ページが割り当てられます。つまり同じASINを複数の店舗が出品している場合は、1つの商品ページでそれらの店舗が商品を販売する形になります(これを一般に「相乗り」といいます)。

その商品ページにおいて注文ボタンを表示することができる店舗は1店舗のみであり、その店舗は「カートを獲得できている」状態になります。商品はカートを獲得できている店舗から非常に購入されやすいですが、獲得できていない店舗は購入されずらくなってしまいます。

カートの取得方法

カートを獲得する為に必要な要素はいくつかありますが、中でも最も重要な要素は価格、次に重要な要素が配送スピードとされています。

まずはモール内で最安値を獲得し、配送スピードを速めましょう。
配送スピードについては、相乗りしている他店舗よりも配送日を早くしておく必要があります。FBAを利用している場合は特に問題ありませんが、自社発送の場合はできるだけ発想を速める体制を整えましょう。

Amazon出店後にやるべき施策とは?

まずは商品ページを整えましょう。その後検索対策と運用型広告を中心にアクセスを増やしていきます。ある程度アクセスが集まってきたらイベントに参加して売り上げを伸ばしましょう。

商品ページ構築

Amazonでは他のモール同様、ほとんどのユーザーが商品ページから流入します。商品ページが作りこまれていないと、穴の開いたバケツ状態になってしまいます。競合の商品を参考にユーザーに伝えるべき情報をページに盛り込みつつ、しっかりと商品の魅力を伝えましょう。

アクセス対策

ページを整えた次は、ユーザーをページに呼び込みましょう。出店して初めのうちにやるべき集客施策は、検索対策と運用型広告(スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド)の2つです。

イベント参加

ある程度安定して売上が立ってきたら、Amazonが開催する大型イベントに参加しましょう。特に毎年7月頃に開催されるAmazonプライムデー、11月頃に開催されるブラックフライデーは大きく売上を伸ばすチャンスですので、参加を検討しましょう。イベント対策の詳細は以下の記事で紹介しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Amazonは国内でも有数の利用ユーザー数を誇るプラットフォームですので、きちんと対策をすることで大きな売り上げを見込めます。是非こちらの記事の内容を参考に対策してみてください。

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