楽天のSEOキーワードの決め方は?売上を左右する基本ノウハウを公開

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楽天SEOとは、ECモール「楽天市場」内における上位表示対策のことです。楽天は膨大なアイテム数を扱うECモールであり、類似商品も多いことから、「いかに上位表示するか」が売り上げに大きく影響します。

楽天SEOでは特に、対策するキーワードを決定することが重要です。そこで今回は、楽天のSEOキーワードの決め方について解説します。売上を上げるための基本的なノウハウにも触れるので、楽天市場での利益を伸ばしたい方のご参考になれば幸いです。

楽天のSEOにおけるキーワードの重要性

楽天で商品を探すユーザーは、基本的に検索窓を利用します。具体的な商品名だけでなく、ジャンルや自身の悩みなど、特定の目的をもって商品を探すユーザーがほとんどです。そのため、検索結果に表示されやすくすることで、購買の機会を増やすことが期待できます。

また、少ないコストで売り上げアップを狙える点もメリットのひとつです。ユーザーへの認知を高めるには広告を出す方法もありますが、一定の費用がかかります。楽天広告のうち、低予算から始められるメルマガ配信や検索連動型広告でも、月予算5,000円程度です。

一方、楽天SEOでは基本的に費用がかかりません。コストをかけずにユーザーへの露出機会を増やすことができるため、積極的に実施しましょう。

楽天SEOで対策すべきキーワードの選び方や上位表示のコツ

ここでは対策したいキーワードの選び方や上位表示のコツについて解説します。

「具体的にどんなキーワードをいれるべきかわからない」「商品ページにどう盛り込めば良いかわからない」と迷っている方は、ぜひご確認ください。

検索対象となる項目に入力する

入れ込みたいキーワードは、下記の項目へ確実に入力しておきましょう。

・商品名
・PC用キャッチコピー
・モバイル用キャッチコピー
・PC用商品説明文
・モバイル用商品説明文
・スマートフォン用商品説明文
・PC用販売説明文

特に商品名は、楽天の検索アルゴリズムが表示順位を決める際に最も重視される項目です。

ミドルキーワードやスモールキーワードを意識する

ビックキーワードだけでなくミドルキーワードやスモールキーワードでの上位表示を狙うことで、より自社商品のニーズが高いユーザーに訴求することが可能です。

ビックキーワードとは、「マグカップ」「ジャケット」「ドレッシング」のような、商品の大まかなジャンルを指定するキーワードを指します。

ミドルキーワードは、「マグカップ おしゃれ」「ジャケット 春用」「ドレッシング ごま」など、より詳細な商品情報を指定するためのキーワードです。ミドルキーワードよりも限定的な層を狙ったニッチなものは、スモールキーワードと呼びます。

商品ページには、商品特徴に関するキーワードなども加えながら記載しましょう。例えば、炊飯器を販売する場合には、「低温調理」「一人暮らし」「〇合」などを盛り込むことで、特定のニーズに応じて検索結果に表示させることができます。幅広い層を狙うのではなく、高い購買意欲をもっているターゲットにピンポイントで刺さるようなキーワードを選ぶことがポイントです。

サジェストワードを参考にする

キーワードを選定する際は、サジェストキーワードを参考にするのがおすすめです。サジェストキーワードとは、検索窓に特定のキーワードを入力した際、続きに表示される検索候補のことです。

「マグカップ」と入力して「マグカップ 保温」「マグカップ かわいい」などと表示される場合、この「保温」「かわいい」の部分がサジェストキーワードに該当します。楽天で実際に試してみると、同じくサジェストキーワードが表示され、注目されやすいキーワードを可視化できます。

また、競合が使っているキーワード、Googleの検索窓に表示されるサジェストキーワードなどを参考にする方法もおすすめです。そのほか、キーワードツールを使って商品と相性の良いキーワードを探すこともできます。

適切な関連キーワードを設定する

言い換えや別の表現を検討し、適切な関連キーワードを設定することも大切です。

例えば、ベビーグッズである「抱っこ紐」に対し「スリング」「おんぶ紐」「子守帯」などの類義語をキーワードに入れると効果的です。あるいは「ベビーカー」「乳母車」「バギー」と、別のベビーグッズと関連付けて併記する手法も挙げられます。

ユーザーの検索語句に広く対応できる工夫をすれば、多くの人にアプローチできる可能性が高まります。

季節に応じたキーワードを入れ込む

楽天市場では、季節のイベントや記念日に応じて商品の需要が高まります。そのため、需要の最盛期の2〜3ヶ月前からキーワードの対策をすることも重要です。

代表的な季節ワードは「正月」「母の日」「クリスマス」「ハロウィン」などがあります。商品の特徴に応じて、商品ページに盛り込むことがおすすめです。

楽天でキーワードを設定する際の注意点

最後に、楽天でキーワードを設定する際の注意点を解説します。

楽天市場には、禁止事項や店舗運営のガイドラインが設けられています。規定の違反が認められた場合、検索結果への表示を制限されたり、RMS(楽天の店舗管理システム)の利用を制限されたりすることもあります。

安心して店舗を運営するためにも、キーワードに関する規定や禁止事項について確認しておきましょう。

関連性の低いキーワードの羅列は禁止

商品ページ内に、商品に関連のないキーワードを羅列すると、検索エンジンからスパム扱いされることがあります。商品名などに含めるキーワードは、特に関連性が高く重要なものから前半に入れていきましょう。

薬機法の違反に注意

健康食品や健康雑貨、化粧品などを取り扱う場合は、薬機法に注意しましょう。

例として、健康食品では、疾病の治療・予防を目的とする効能効果や医薬品的な効能効果の暗示は薬機法違反とみなされます。「便秘が治る」「体質改善」「動脈硬化の人に~」といった表記はNGです。

上記に該当する商品を販売する場合は注意しておきましょう。

過剰表現をしない

訴求力を高めることを目的として、「最安」「世界一」などの過剰表現を使用することは控えましょう。客観的に証明できる第三者機関の調査結果やデータがあれば問題はありませんが、そうでない場合には違反とみなされてしまいます。

また、「〇〇(有名ブランド)風」など、優良誤認とみなされるような表記も禁止されています。誤解を招くような表記になっていないかもチェックしておきましょう。

隠し文字を使わない

背景色と同化する文字カラーで隠してキーワードを入れることも違反行為です。あくまでも適切なSEOを実施するよう意識し、最適化しましょう。

まとめ

楽天SEOを最適化できれば商品の露出機会が増え、検討に加えてもらえる可能性が上がります。今回ご紹介したコツや注意点をもとに、楽天市場での利益を高めていきましょう。

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