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ネットショッピングが当たり前に活用されるようになった現代において、ECサイトにもSEOが求められるようになりました。
検索結果で埋もれているとECサイトの存在を知ってもらうことができず、新規顧客が獲得できなかったり、既存顧客が流出したりしてしまいます。
今回はECサイトにおける効果的なSEO施策について紹介します。
CONTENTS
SEOは、コーポレートサイトやブランドサイトなど認知拡大を狙うメディアはもちろん、販売を主目的とするECサイトにおいても必要不可欠です。
まずは、ECサイトを上位表示させるための基本的な考え方を紹介します。
新規顧客の獲得や売上増加のためには、ロングテールキーワードを狙う施策が必要です。ロングテールキーワードとは、検索のボリュームが少なく、ユーザーがピンポイントで特定の情報を求めていると考えられるキーワードを指します。
例えば「A株式会社 ○○(製品名) 最新型」「△△(ブランド名) パジャマ ペア」など、特定のブランド・メーカー・型番が含まれるキーワードのことです。
固有名詞が含まれていなくとも、複数のキーワードをかけ合わせた場合はロングテールキーワードに該当します。一見似たキーワードであっても「レディース コート」はビッグキーワードで、「レディース ダウンコート ホワイト ロング」はロングテールキーワードです。
ECショップを利用するユーザーのなかには、「特定の商品を狙って購入したい層」が多数含まれています。具体的な商品名が思い浮かぶ見込み顧客はもちろん、「ピンク色で可愛くて安いコート」とイメージのみ固めている顕在顧客も該当します。
購入見込みが高いユーザーの検索に応えられなければ、自社ECサイトの利用率が下がり、競合に負けてしまいかねません。ある程度ピンポイントな検索にも対応できるよう、ロングテールキーワードによる集客を狙うことが大切です。
競合が少ないキーワードを対策キーワードとすることで、ECサイトの検索順位を上げられます。ビッグキーワードの場合、競合が多くなりすぎてしまい、SEOで対策していてもECサイトを上位表示させることは困難です。
ビッグキーワードで上位を占めているのは、有名商品を取り扱うサイトや大企業のECサイトなど、ドメインパワーの高いメディアです。競合の少ないキーワードを取り入れてユーザーを獲得するほうが、効率良く収益化に近づけます。
前項で解説したロングテールキーワード対策も、競合を限りなく減らす手法のひとつとして注目されました。また、「誕生日プレゼント 20代 財布 メンズ」などコンバージョンに近いキーワードを選定し、確実に購入までつなげる対策も効果的です。
前述のとおり、SEOにおいてキーワードは重視すべき要素です。しかし単純にロングテールキーワードや競合数のみを意識すれば集客できるわけではありません。
SEOにはさまざまな手法があり、大きくコンテンツ対策・内部対策・外部対策の3種類に分けられます。ECサイトの収益を増加させるためには、複数の施策を取り入れることが大切です。
ここからはECサイトを構築するときから実践できるSEO施策を紹介します。
コンテンツ対策とはECサイト内のコンテンツを最適化する施策のことです。独自性のあるコンテンツを提供して競合サイトとの差別化を図り、新規顧客やリピーターを獲得することが目的です。
具体的には、下記のような手法が挙げられます。
・コンテンツを充実させる
ユーザーが必要としている情報を提供しましょう。具体例として、レビューの掲載・オウンドメディアの活用・画像や画質への配慮・他商品へのリンクなどが挙げられます。
・商品画像の画質を最適化する
ストレスフリーに閲覧できるECサイトであれば、商品同士を比較したり関連商品を探したりしやすくなります。結果的にコンバージョンを後押しできるので、確実な収益化につながるのです。
内部対策とは、検索エンジンに認識してもらいやすくするための施策のことです。
具体的には、下記のような手法が挙げられます。
・内部リンク構造の最適化
特定のページにECサイト内の他ページのリンクを設置しましょう。関連性の高いページとつなげることで、ユーザーは商品同士を比較したり関連商品を探したりしやすくなります。結果的にコンバージョンを後押ししやすくなるのです。
・ページ表示速度の改善
ページが表示されるまでの速度はユーザーの利便性に直結します。画像ファイルのサイズを削減したり、
ブラウザの処理を減らしたりして、ページ表示速度を改善しましょう。
なお、現状の表示速度が最適かどうかは、Google Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」から確認ができます。
・レスポンシブデザインにする
例えばスマートフォン利用率が80%を超えている昨今、小さい画面でも難なく閲覧できるモバイルフレンドリーなサイト構築が欠かせません。
PCでもタブレットでも自由に最適な表示ができるレスポンシブデザインを導入していれば、デバイスを選ばず顧客を獲得できます。
外部対策とは、サイト自体の評価を高めるための施策です。
具体的には、以下のような手法が挙げられます。
・検索エンジンのクロールインデックス施策を講じる
クロールインデックスとは、検索エンジンに自分のECサイトを見つけてもらいやすくする対策のことです。Google Search ConsoleにECサイトを登録し、サイトマップを発行するだけでもクローラーがサイト内を巡回しやすくなるので試してみましょう。
・被リンクを獲得する
SNSで商品・ブランドに関する情報を出したり、プレスリリースを公開したりすれば被リンクの獲得ができます。外部からの流入が増えればコンバージョン率も上がりやすく、広告と同じ効果が発揮されます。
ただし、意図的かつ大量の被リンクを獲得した場合、却って検索エンジンにおける評価が下がって上位表示されにくくなるケースもあるので注意が必要です。特に、ダミーサイトからの大量の被リンク獲得・リンクファームなど相互作用を狙った被リンクの獲得は厳しく評価される傾向にあります。
あくまでも自然に獲得した被リンクの数が重要であり、場合によっては数だけでなくドメイン数を増やすことも視野に入れて対策しましょう。
・SNSボタンを設置する
「ファン」である顧客による自然な口コミ・被リンクを獲得するためにも、SNSボタンを設置して情報の拡散効果を期待するのがおすすめです。
「SEO=検索結果の上位表示を狙うこと」と思ってしまいがちですが、ECサイトのSEOで狙う効果はそれだけに留まりません。特に身近な検索エンジンであるGoogleでは、検索結果だけでなくさまざまな箇所にECサイトの情報が表示されます。
例えば、ロングテールキーワードを入力して検索した際、「ショッピング」や「画像」のタブにECサイトが表示しているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。欲しいアイテムの画像(もしくはそれに近い画像)をGoogleレンズで検索し、ECサイトがヒットすることも少なくありません。
また、GoogleビジネスにECサイトが表示されたり、「他の人はこちらも質問」という項目にECサイト上のコンテンツが表示されたりすることもあります。ほかにも、スペシャルオファー・顧客の商品レビュー・カタログ・自社のストーリーなどが表示され、結果的にECサイトに辿り着くケースも考えられます。
そのため、まずは検索結果のどのような場所にECサイトが表示されるか把握しておくことが大切です。Googleビジネスのように、自ら情報を登録したり定期的に更新したりできる機能もあるので、積極的に活用することをおすすめします。
Googleの機能を上手く使えばECサイトの露出を増やせるので、どのような機能があるか、どのように活用できるかを事前に確認しておきましょう。
多数のECサイトが立ち上がっている昨今、楽天やAmazon以外のECサイトが検索にヒットすることも増えています。新規顧客を獲得するためにも、また既存顧客を逃さないためにも、ECサイトに特化したSEOを実践しましょう。
SEOに限らず、ECでの売り上げを高めたいと考えている方は「ECモール支援サービス」にご相談ください。プラットフォームまたは事業者経験者のコンサルタントが、豊富な経験から戦略立案~施策実行までワンストップで支援いたします。
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