【楽天市場】出店審査は厳しい?審査に通らない理由を紹介

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楽天市場へ出店して自社の売上をアップさせたいと検討しているものの、楽天市場の審査に通るかどうか不安になっている方も多いのではないでしょうか。

楽天市場の審査では、書類を不備なく準備しておくことや審査におけるルールを知って挑めば、それほど難しいものではありません。

ここでは、楽天市場の出店審査の種類をはじめ、審査の流れや合格までの期間、審査に通らない理由についてご紹介します。

楽天市場の出店審査は2種類ある

楽天市場でショップを出店するには、審査に合格する必要があります。審査には2種類あり、書類審査とオープン審査を通過しなければなりません。

まずは、それぞれの審査内容を確認しておきましょう。

書類審査

書類審査では、楽天から指示された書類を提出し、内容に不備がないか審査されます。

提出する書類は、登記簿謄本や住民票、印鑑証明、商材や実店舗の写真などです。店舗をすでに運営している人ならばすぐに用意できるでしょう。

古物や酒類、医薬品など営業許可が必要な商品を取り扱う場合は、許可証や資格などの書類を提出し、楽天側の確認を受けます。

オープン審査

書類審査に通過すると、楽天から店舗運営システム「RMS」のアカウントが付与されます。RMSは楽天市場で出店するために必要な機能が付帯した専用のツールです。

オープン審査は、RMSを使用した店舗オープン前の最終審査です。楽天のルールに従って店舗ページが構築されているかを審査されます。

基本的には、配布されたチェックシートの項目をすべて行っていれば問題ありません。修正が必要な箇所は、楽天市場から修正指示があります。随時対応し、再審査が実施されます。

オープン審査に合格すると、楽天市場での店舗運営が開始できます。

楽天市場で出店審査する流れ|4ステップで解説

ここからは、出店審査を受ける流れを4ステップでご紹介します。

1.出店審査で必要な書類を準備する

まずは、書類審査に必要な書類を確認しましょう。個人事業主と法人とでは、提出書類が異なります。

・審査書類
・出店申込書
・商品に許可や資格が必要な場合の書類(古物や医薬品販売、食品、酒類など)
・販売する商品の写真
・登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・住民票(個人事業主のみ)
・印鑑証明(個人事業主は印鑑登録済の実印、法人は法務局登記済代表印)
・実店舗の写真(個人事業主のみ)

審査書類と出店申込書はWeb上で入力して送信しますが、後で印刷した原本を郵送する必要があります。

また、登記簿謄本や住民票、印鑑証明に関しては、発行から3ヶ月以内のものが有効です。最新の書類を用意しましょう。

2.公式サイトから書類審査を申し込む

次に、楽天市場公式サイトにある出店案内のページから「出店申込」をクリックします。出店申込情報を入力するページに遷移するので、会社名や住所など必要事項を入力してください。

ここで入力する項目は基本的な会社情報のため、とくに難しい項目はありません。入力情報に誤字や間違いがないか、確認しながら進めましょう。

ステップ2にかかる時間は、2週間~1ヶ月程度です。記載情報に間違いがなければ、遅くとも1ヶ月以内には次の案内があります。

3.RMSアカウントを開設する

書類審査を通過したら、楽天RMSアカウントを開設できるようになります。楽天RMSとは、オープン審査の項目でも紹介したとおり、楽天の店舗運営システムのことです。

楽天RMSアカウントから店舗運営システムの管理者画面にログインして、ショップの開店準備に取り組みます。

4.オープン審査を受ける

オープン審査を受けるために、楽天RMSから開店前準備を行います。開店準備の項目は、以下の10項目です。

1.売上の入金を希望する振込銀行口座の登録
2.楽天への自動振替設定口座の登録
3.決済方法の登録
4.配送方法の登録
5.販売する商品の登録
6.ショップのカテゴリページを作成
7.PC用トップページの作成
8.スマートフォン用トップページの作成
9.看板画像の作成
10.店舗運営ルール検定試験に合格する

これら10項目を楽天側がひとつずつチェックし、開店できる状態と認められたら合格となり、楽天市場での出店が開始できます。

通常の審査は2週間~1ヶ月かかりますが、審査が集中しているときには3ヶ月程度の期間を要することもあるようです。

また、途中で内容に不備がある場合は、修正依頼が届く場合もあります。随時対応して審査が滞りなく行われるようにしましょう。

楽天市場の出店審査にかかる期間

楽天市場への出店を決めてから、開店準備と審査に最短でも2週間、長いと3ヶ月以上かかります。

とくに、開店準備では10項目の内容に沿って作業を行わなければならず、審査を受けるまでにある程度の期間が必要です。

また、審査項目が不足している場合や取り扱い禁止商品が含まれている場合など、内容によっては審査に落ちるケースもあります。

楽天市場での出店が決まったら、余裕を持って早めに準備を開始しましょう。

楽天市場の出店審査に通らない主な理由

楽天市場への出店審査が厳しいといわれている理由のひとつに、審査が書類審査とオープン審査の2種類に分かれていることが挙げられます。

問題なく審査に通るには、情報に不備がないことと、楽天のルールに違反していないことが重要です。

ここからは、出店審査に落ちやすいケースを4つ紹介します。自身の店舗が当てはまっていないか確認してみましょう。

取り扱い禁止商材を販売している

楽天市場では、規約やガイドラインで特定の商材を禁止ジャンルとして定めています。例えば、以下が該当します。

・法令によって販売や所持が規制されているもの
・モラルに反するもの
・危険物 など

販売したい商品が取り扱い禁止商材に当てはまっていないか、「出店審査や取扱商材に関する注意事項」をあらかじめ確認しておきましょう。

店舗の規模や知名度が低い

基準は明らかにされていないものの、開業して間もない店舗や運営実績がない店舗、知名度が低い店舗は、審査に通りにくいといわれています。

楽天市場では「品質」を重視しており、品質向上委員会も設立しているため、事業内容が曖昧な事業者を審査で落とすことがあります。

店舗の規模や知名度に不安がある場合は、ほかのECモールや自社サイトで運営実績を積んでからチャレンジしても良いでしょう。

個人が副業として出店している

楽天市場では、事業としてショップ運営を行うことを条件としています。個人が副業として出店するケースは、書類審査を通過できません。

個人で出店する場合は、開業届を出して事業として成立させる必要があります。

開店審査項目が不足している

楽天市場が設定しているチェック項目に抜けがあると、審査に通りません。提出書類や記入内容に不備がないか、申請前は入念に確認するようにしましょう。

さらに、基本情報や口座情報だけでなく、ページのデザインが整っているかも審査対象となっています。各項目をしっかりと作り込んでから、審査を受けるようにしましょう。

また、楽天市場では、外部リンクを厳しく禁止しています。ページ内に「メール、電話、FAXでも注文可能です」という文言を記載しているだけでも、外部リンクとみなされるので注意しましょう。

まとめ

楽天市場の審査に不安や疑問がある方は、「ECモール支援サービス」にご相談ください。プラットフォームまたは事業者経験者のコンサルタントが、豊富な経験から戦略立案~施策実行までワンストップで支援いたします。

ECモール支援サービス」ではコンサルタントの担当社数を抑えることで支援の品質を向上させ、最適な施策を提供しています。ECモールだけでなく、デジタルマーケティングの提案もいたしますので、これからショップの売上を伸ばしていきたい事業者の方は、お気軽にお問い合わせください。
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