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楽天市場は知名度が高く、圧倒的な集客力を誇ります。売上を拡大するために、出店を検討している事業者も多いでしょう。
ただ、出店料が気になるところです。ほかのECモールと比べて、高そうなイメージがあるかもしれません。本記事では、楽天市場の出店料について解説していきます。
CONTENTS
楽天市場の出店料は複数の項目に分かれています。それぞれの内訳について見ていきましょう。
初期登録費用は、楽天市場に出店するときに支払う費用のことです。最初の1回のみ発生し、その後の追加費用は発生しません。金額はプランに関わりなく一律60,000円です。
月額出店料は、楽天市場に出店している間に毎月発生する費用のことです。金額は出店プランによって異なりますが、毎月19,500~100,000円です。売上金額によって、月額出店料が変わることはありません。
システム利用料は、楽天市場の売上金額に応じて発生する費用です。出店プランに応じて変わり、月間の売上金額に対して、2.0~7.0%の金額を支払います。
楽天市場のセキュリティ向上のために充てられる費用のことです。システム利用料とは別に、毎月の売上金額に対して0.1%を支払います。どのプランでも、割合は同じです。
楽天市場では、パートナーサイトに掲載されたリンク経由で売上を得ることができます。アフィリエイトリンクを経由して売上が発生した場合、パートナーに対して一定割合の成果報酬を支払います。
商品ジャンルによって料率は異なりますが、価格の2.0~4.0%です。アフィリエイトリンク経由の売上が多いと、想定以上の利用料がかかる場合もあります。
楽天市場では、「ショップへの問い合わせ」フォームを設置しています。ユーザーからのお問い合わせから、売上につながることもあるでしょう。R-Messe利用料は、そのお問い合わせサービスの利用料です。
月額固定で、プランにより3,000円または5,000円かかります。
楽天ペイは楽天が提供している電子決済サービスです。実店舗で決済する際に利用する人が多いですが、楽天市場でも使えます。
ショップ側は楽天ペイの決済手数料を負担します。利用料率は一定ではなく、平均決済単価と月額決済高などを元にして2.5~3.5%の範囲で決まります。
楽天市場では、RMS商品一括編集機能やR-Mail、R-SNSなど、販促活動に役立つ有料オプションサービスも設けられています。
RMS商品一括編集機能を利用する場合には、月額1万円かかります。R-Mailは1通あたり1円、R-SNSは月額3,000円です。
楽天市場では、選択するプランによって月額出店料とシステム利用料が異なります。売上目標を元にして、最適なプランを選択しましょう。それぞれの詳細について説明していきます。
がんばれ!プランは月額出店料が19,500円で、もっとも安いプランです。ただし、1年分を一括払いするようになっています。システム利用料は、月間売上高の3.5~7.0%です。
また、登録可能商品が5,000アイテムまで、使用する画像の容量が合計500MBという制限があります。
割安な料金でスタートしやすいため、ネットショップ運営の経験が少ない人におすすめです。システム利用料は高めですが、初心者の場合には固定費が安い方が運営しやすいでしょう。
初心者だとショップの規模も小さいため、登録可能商品数や画像容量の制限も、あまり気にならないことが多いです。
スタンダードプランは月額出店料が50,000円のプランです。年間で60万円かかりますが、半年ごとの2回分割で30万円ずつ支払います。
システム利用料は月間売上高の2.0~4.5%です。登録可能商品数は20,000アイテムまで、画像容量は5GBまでと、がんばれ!プランより大幅に増えます。
目標月商が140万円以上の事業者なら、がんばれ!プランよりもスタンダードプランの方が合っている場合が多いです。
メガショッププランは月額出店料が100,000円のプランです。スタンダードプランと同様に半年ごとに2回分割で支払うようになっています。
システム利用料は、月間売上高の2.0~4.5%でスタンダードプランと変わりません。しかし、登録可能商品数や画像容量が無制限なのが大きなメリットです。
大規模なショップを運営する事業者や、画像を多く使いたい場合などに向いているでしょう。
楽天市場の出店料は高いと感じている人もいるかもしれません。では、ほかのECモールと比較しながら見ていきましょう。
Yahoo!ショッピングでは、初期費用や月額出店料などが無料です。ストアポイントの原資負担やアフィリエイト手数料などに費用がかかります。固定費がかからず、費用は売上に応じてかかるので、赤字になる心配がありません。
楽天市場と比べるとYahoo!ショッピングの手数料は安いといわれることが多いです。
Amazonでは大口出品サービスと小口出品サービスのふたつのプランがあります。いずれも、出店料などの初期費用はかかりません。
小口出品では、1商品に対して100円の費用と販売手数料がかかる仕組みです。大口出品では、商品の販売数に関係なく毎月4,900円の費用と販売手数料がかかります。
販売手数料は8~15%程度ですが、商品カテゴリーで決まります。商品のジャンルにより手数料が異なるため、楽天市場と単純比較はできません。
楽天市場では出店料がかかるのがネックですが、販売機会は多くあります。利益を上げるためには、次のようなことを実践してみましょう。
売れ筋を狙って商品選定をしましょう。すでに販売実績のある商品は、ECモールにおいても売上が見込めます。
加えて、人気商品がどのユーザー層に人気なのかを分析することも重要です。人気商品に関連する商品や、ユーザーに適した商品をそろえることで、売上につながります。
主力商品のページは、情報を多く盛り込んで充実させましょう。情報が少ないと、興味をもって見てくれても、なかなか購入には至りません。
商品を購入するユーザーは、楽天市場で検索する人だけではありません。Googleなどの検索エンジンから商品ページに流入した場合の購入も見込めます。そのため、検索エンジンで自社の商品が表示されやすいようにSEO対策を行いましょう。
たとえば、商品を探すときに検索されやすいキーワードを商品ページ内に取り入れる方法があります。
とはいえ、自社だけで戦略立案から施策の実行までを実現するのは難しい場合も多いでしょう。
リソースがない、売上が伸びないとお悩みの方は、ECモール支援サービスのご利用を検討してはいかがでしょうか。
マーケティングのプロが担当し、これまでの支援実績に基づいたコンサルティング術・広告フレームワーク・SEO対策などの支援プランをご提供いたします。
ECモール運営にお悩みの方は、ぜひECモール支援サービスにお問い合わせください。
楽天市場では初期登録費用として60,000円かかり、固定費としてプラン別の月額出店料もかかります。システム利用料やアフィリエイト費用なども合わせると、やや高いと感じる人もいるかもしれません。
しかし、それでも人気商品を用意し、SEO対策をすることで、利益を上げられる可能性は十分にあります。ECモール運営をしてみたいなら、ぜひ挑戦してみましょう。
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