amazon広告の出し方を解説!広告出稿で成功するコツとは

  • 広告運用

Amazonでの拡販を狙うため、Amazon広告の出稿を検討している方も多いのではないでしょうか。Amazon広告は検索結果や商品詳細ページに掲載できるため、購入意欲の高いユーザーにアプローチできることが魅力です。今回はAmazon広告の特徴や種類、広告の出し方について解説します。

Amazon広告の特徴を3つの観点から解説

Amazon広告は、GoogleやYahoo!など検索系の広告と比べ、「何かを買いたい」と思っているユーザーへ積極的にアプローチできます。Amazon広告へ効果的な出稿を行うために、まずAmazonの特徴と広告の機能を押さえておきましょう。

利用者層

Amazonは月間5000万人近くが利用しているショッピングサイトで、楽天市場と遜色ない利用者数を誇ります。Yahoo!ショッピングに比べるとはるかに大きな市場です。

ユーザー層は、ほかのショッピングサイトと比較して18〜34歳の割合が高く、その中でも男性1閲覧率は突出しています。

クリック課金

Amazon広告は、広告がクリックされた際に費用が発生する「クリック課金制」を採用しています。表示で課金されるインプレッション課金制に比べ、費用対効果がわかりやすい点が特徴です。

クリック単価の相場は5〜10円のレンジで設定されており、最低出稿金額は20〜50万円が目安です。

ターゲティング機能

Amazon広告には、さまざまなターゲティング機能が搭載されていて、自社の目的に合わせたターゲティングを行うことで、広告効果の向上が期待できます。以下6つのターゲティングに分かれます。

・キーワード:ユーザーの検索が予測されるキーワードを使用したターゲティング
・商品:類似商品をもとにしたターゲティング・ライフスタイル:購入履歴をもとにしたターゲティング
・エリア:都道府県別のターゲティング
・デモグラフィック:年齢や性別・職業など、ユーザー属性をもとにしたターゲティング
・ニューカスタマー:90日以内の新規購入者を対象としたターゲティング

Amazon広告の種類

Amazon広告には、スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告の3種類があります。効果的な広告運用を行うために、それぞれの特徴や利用用途について理解しておきましょう。

スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告とは、事前に設定されたキーワードが検索された際に検索結果に表示される商品広告です。「スポンサー」の文字は入りますが一般の検索結果と同様に表示されるため、広告に対する利用者の抵抗感がなくクリックされやすい傾向があります。

スポンサープロダクト広告は広く利用されているAmazon広告で、商品情報を登録すると自動生成されるため、簡単に利用を始められます。初めて広告を出稿される方にもおすすめです。

スポンサーブランド広告

スポンサーブランド広告とは、商品単体ではなくブランド自体を宣伝できる広告です。検索結果の上部に、ブランドとロゴ、見出しを用いて3つまでの商品をセットで表示します。

スポンサーブランド広告を使えば、ブランディングや認知向上を狙えます。利用者それぞれにマッチした商品を広告できるので、ぜひ試してみてください。ます。利用には、Amazonをブランド登録する必要があります。

スポンサーディスプレイ広告

スポンサーディスプレイ広告は、設定したターゲティングに基づいて配信される広告です。以下のような場所にバナーを設置できます。

・トップページ
・商品詳細ページ
・検索結果
・カスタマーレビューの横

また、Amazon以外のアプリやTwitchなどサードパーティのWebサイトにも配信されます。

スポンサーディスプレイ広告は、特定の商品やユーザーが関心を持っているところにターゲティングやリマーケティングができるため、認知拡大や売上アップを狙って出稿されることが増えています。

スポンサーディスプレイの広告出稿にもブランド登録が必要です。

Amazon広告の出し方を3ステップで解説

ここからはAmazon広告の出し方をステップごとにご紹介します。スポンサープロダクト広告を中心に解説しますので参考にしてみてください。

Amazonセラーセントラル・Amazon Advertisingへ登録する

Amazon広告を出すために、まずAmazonセラーセントラル(出品用アカウント)に登録します。広告を出稿するには、月額制の大口プランへの登録が必要です。

あわせて、広告のプラットフォームであるAmazon Advertisingにも登録します。登録時には「セラーセントラルアカウントを持っています」を選択して、両アカウントを紐づけしましょう。

キャンペーンマネージャーから広告の種類を選択する

広告の出稿は、セラーセントラルの広告メニュー内にある広告キャンペーンマネージャーを立ち上げて行います。

3種類(スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告)から、出稿したいキャンペーン(広告)を選択します。

キャンペーンの作成を行う

開始・終了期間および1日の広告予算を記入し、ターゲティングを設定してキャンペーンを作成します。

スポンサープロダクト広告の場合は、自動で出稿している商品とターゲティングする「オート」と、検索キーワード登録もしくは商品でターゲティングを行う「マニュアル」が選べます。

マニュアルでは、競合やキーワードを自ら調査・設定する必要があるため、広告運用が初めての場合は、オートを選ぶことをおすすめします。

なお、スポンサーブランド広告ではキーワードと商品のいずれかを、スポンサーディスプレイ広告では閲覧しているカテゴリーや商品をターゲットとするコンテキストターゲティングと、ユーザー行動をターゲットとするオーディエンスが選択できます。

Amazon広告を成功に導くポイント

Amazon広告による販促を成功させるには、目的に合った広告を選択し、商品ページを最適化することが必要です。

目的に合った広告を選ぶ

Amazon広告は、自社の目的に応じた種類を選択することで、より高い効果が期待できます。

スポンサープロダクト広告は、ユーザーの購入・認知を目指すものです。一方スポンサーブランド広告はブランドや商品の認知拡大に適しています。また、スポンサーディスプレイ広告は商品紹介ページに掲載されることから、スポンサープロダクト広告よりも強い購入意欲がある人をターゲットとしています。

それぞれの特徴を掴んでどの広告を出稿するか検討しましょう。

また、広告の成果を出すには、キーワードレポートの分析も不可欠です。設定したキーワードとユーザーが実際に検索したキーワードを確認でき、個別に広告レポートを出力できます。

効率の高いキーワードは完全一致で配信し、効率の低いキーワードは除外・ネガティブ設定したりすれば、より高い費用対効果を得られるはずです。

商品ページを最適化する

広告でユーザーを集めることに成功しても、商品ページで商品の魅力を伝えられなければ購入には至りません。

商品ページで重要なのはわかりやすさです。商品名はルールに従ってブランド名・商品名がしっかり伝わるようにし、商品の説明については箇条書きではなく具体的に細かく記載することが大切です。

また、商品画像は白抜きで文字を入れるようにし、実際に使用している様子を収めた画像を掲載すると要点が伝わりやすくなります。

販売数の多い商品を参考に、商品ページを充実させましょう。

まとめ

Amazon広告は、セラーアカウントから広告を配信し、自社の目的に応じた運用ができます。自動でのターゲティングはもちろん、広告内のツールを活用して運用分析を行えば、より高い集客効果を見込めます。

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