3分でわかる!Yahoo!ショッピングの広告種類一覧

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Yahoo!ショッピングに出店中、これから出店を検討している方向けにYahoo!ショッピングで運用できる広告メニューの選び方や、運用の始め方をまとめました。広告を運用する際に是非ご参考にしてみてください。

Yahoo!ショッピングの広告の種類にはどんなものがあるの?

Yahoo!ショッピング内で配信できる代表的な広告をご紹介します。

  • アイテムマッチ広告
  • メーカーアイテムマッチ広告
    • ブランドを登録した企業のみ配信可能
  • PRオプション
  • バナー・テキスト広告(掲載期間保証型)
  • ソリューションパッケージ
  • YCA(Yahoo!コマースアド)
    • Yahoo!広告アカウントが必要

「アイテムマッチ広告」とは?

ヤフーショッピング内リスティング広告です。
クリック課金型、最低入札額10円と低コストで始められます。

以前はKWに対して入札する「ストアのイチオシ」という広告もありましたが、今は商品カテゴリに対して入札するアイテムマッチのみとなりました。
配信面はPCでは検索結果上位4枠と下部6枠、スマートフォンでは上位2枠と広告枠が決まっています。

ヤフーショッピング内アルゴリズムは開示されていませんが以下の要素などが関係するとされています。

  • 販売実績
  • 商品名やキャッチコピー
  • アイテムマッチマッチ入札額
  • PRオプション料率  …etc

上位表示させるためには、ストアマッチ広告以外の要素の見直しも行いましょう。

「メーカーアイテムマッチ広告」とは?

ブランドの登録を行った企業のみが配信できるメニューで、アイテムマッチと同様の広告枠に配信されます。
クリック課金型で最低入札額は40円です。(カテゴリによって異なります)

アイテムマッチとの主な違いとしては以下があります。

  • KW毎の入札設定が可能
  • 指定したKWを除外して商品毎に配信可能

「PRオプション」とは?

「販売価格×料率(%)」が広告費となるコンバージョン課金型広告です。
PRオプションの料率を高くすることで検索結果ページの上位に上げやすくなります。最低料率は1%から設定できます。
また、ボーナスストアなどヤフーショッピングが開催するイベントに参加するために指定されたPRオプション料率を設定しなければならない場合もあります。

購入されない限り広告費はかかりませんが、料率を高くしたからといって上位表示されるとは限りません。
PRオプション以外にも商品名やキャッチコピー、ストアマッチ広告などとの調整を行いながら運用していくことが重要です。

「バナー・テキスト広告(掲載期間保証型)」とは?

広告枠を購入することで、指定の期間中に広告を掲載できます。
ヤフーショッピングトップページなど多くの人の目に止まる箇所に掲載されることが多いです。
通常広告と販促広告の2種類があります。

通常広告

季節などに関係なく常にトップページにある広告枠が多いです。
例えば、トップページに毎日更新されている「毎日更新!ホットアイテム」も通常広告の1つ。
ヤフーショッピング内での商品やショップの認知度を高めるのに向いているといえます。

販促広告

販促広告は、「お中元」や「おせち・海鮮グルメ特集」など季節性の高い特集に掲載する広告枠が多い傾向にあります。
トップページ上部のカルーセルのバナーをクリックすると商品を見ることができます。
また、ヤフーショッピングが配信するメール内の枠を購入する「NewsCLIP」というメール広告もあります。
季節商材を出品する場合におすすめの広告といえます。

多くのユーザーの目に止まる場所に掲載されるため、商品やショップの認知度を上げることができますが、広告の掲載料金が高く費用対効果が悪化しやすいのと、クリエイティブの制作など手間がかかる場合があります。

「ソリューションパッケージ」とは?

Google検索結果ページやYahoo!Japanトップページなどヤフーショッピング以外の広告枠に配信することができるディスプレイ型広告です。
費用は1クリック当たり20~100円、月予算50,000円から設定できます。
モール外に配信できるため、購買行動をとっていない潜在層に対して商品を紹介することができます。また自店舗に訪れたユーザーに対してリターゲティング配信をすることもできます。

「YCA(Yahoo!コマースアド)」とは?

Yahoo!広告の仕組みを利用して、Yahoo!ショッピング内に自社商品の広告を配信できるディスプレイ型広告です。

Yahoo!広告アカウントが必要であったり、計測のためにコンバージョンタグの設定が必要なため配信までに手間がかかりますが、様々なターゲティングを利用できたり、商品ページやモールTOPページ等の幅広い配信面に掲載できる点が魅力です。

特徴的なものは、機械学習による購買予兆モデルを使ったターゲティングですが、その他にも多くのターゲティングが出来ます。以下が一例です。

ターゲティング一例
  • 購買予兆
  • カテゴリ訪問履歴
  • 競合ストア購買
  • 自社購買ユーザー
  • 自社訪問ユーザー
  • デモグラフィック
  • ジオグラフィック
  • カテゴリ検索
  • 競合ブランド検索
  • 自社ブランド検索

Yahoo!ショッピング広告の選び方!認知拡大や見込み顧客の刈り取り等、目的に応じて広告メニューを使い分けよう

これまでご紹介してきたようにYahoo!ショッピングの広告にはそれぞれ特徴があります。

広告を配信する目的に応じて、最適な広告メニューを使い分けることが効率的な運用につながります。
以下によくある配信目的とそれに適した広告メニューをご紹介します。

例1:集客による直接コンバージョン増加

出店まもない店舗等、予算の制約がある中で売上を伸ばして収益化を目指す場合などがこれにあたります。
モール内で購入を検討している既にニーズが顕在化している層をメインターゲットとします。主なKPIはCV数、売上高、ROAS等です。

主な配信メニュー
  • アイテムマッチ広告
  • メーカーアイテムマッチ広告
    • 関連する一般KW等、CVにつながりやすいKWでの配信
  • PRオプション 等

例2:自社ブランドの認知拡大

既にある程度売り上げが立っている店舗が、さらに売上規模を拡大するために、自社ブランドの認知を拡大させる際に検討します。
購入を検討している顕在層や、情報収集段階にある潜在層をターゲットとします。主なKPIはインプレッション数、クリック数等です。

主な配信メニュー
  • メーカーアイテムマッチ広告
    • 自社指名KW以外に広く配信できる商品広告や、競合ブランド指名KWでの配信等、マーケットにおける自社商品の露出シェアを広げる
  • ソリューションパッケージ
  • バナー・テキスト広告(掲載期間保証型)
  • YCA
    • 自店舗未訪問の同カテゴリ来訪ユーザーや、自社がターゲットとする属性ターゲティング等

例3:ブランド認知層の刈り取り

モール外部で広告を配信しているケースなど、ある程度自社ブランドを認知している層が存在する場合に有効です。主なKPIは認知層経由のCV数等です。

主な配信メニュー
  • メーカーアイテムマッチ広告
    • 自社指名KWターゲティング等
  • YCA
    • 自社指名KWで検索しているユーザー等

例4:一度店舗に来訪済みユーザーに対して再度来訪を促す

既に自店舗に多くのユーザーを集客できている店舗や、検討期間の長い高単価商材を扱う店舗などで検討します。

主な配信メニュー
  • ソリューションパッケージ
    • リターゲティング配信等
  • YCA
    • 自店舗来訪済みユーザー等

まとめ

いかがでしたでしょうか。Yahoo!ショッピングでは多くの広告メニューがあり、使い方次第で効果的に売上拡大することが可能です。是非こちらの記事の内容を参考に対策してみてください。
Minatoでは、ECモール支援サービスやマーケティング施策実行支援サービスを実施しています。Yahoo!ショッピングにおけるより実践的な広告運用方法なども詳しくアドバイスしています。ぜひお気軽にご相談ください。